このたび、本院医師の名前を名乗る人物からのなりすまし電話に対し、患者情報に基づいて、本院研修医や本学卒業生を主とした15名分の携帯電話番号を伝えるという事案が発生いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。
1.経緯
本年6月18日(木)、本院に現に勤務する医師の名前を名乗る人物からなりすまし電話があり、患者さんの正確な漢字氏名と概ねの年齢を伝えてきたことから、医師本人からの依頼電話であると信じ込み、求めに応じて携帯電話番号を伝えてしまいました。
当該患者さんを詳しく調べたところ、15名のうち14名が本院研修医または本学卒業生であることが判明しました。
2.本事案への対応
15名の全ての該当患者さんに対して、お詫びするとともに事情を説明いたしました。
本事案は、本院医師になりすました大変悪質な事案であり、警察へも被害の報告・相談を行いました。
患者さんをはじめ多くの皆様方に多大なるご心配をお掛けしたことを、心よりお詫びを申し上げます。
3.再発防止に向けた取り組み
過去にも同様の不審電話があり、その都度、大学全体で注意喚起を行ってきましたが、再度、委託業者を含めた全ての教職員に対し事例の共有と注意喚起を行いました。
今後は、部署ごとのミーティングで定期的かつ機会を捉えた注意喚起を行うほか、個人情報保護に関する研修会等において、本事案を具体的に取り上げることで患者さんの情報の取り扱いを徹底してまいります。
滋賀医科大学医学部附属病院長