平素より、滋賀医科大学の教育、研究並びに診療活動に格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

この度の新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々や、そのご家族、関係者の皆様に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。

本学では、本感染症対策のために、本年６月から８月にかけて滋賀医科大学支援基金で本対策寄附を募りましたところ、1,400万円を超えるご寄附を賜り、誠にありがとうございました。

また、これとは別に医療用マスクや食料品などの支援物資も賜り、改めてお礼申し上げます。

お寄せいただいた本対策へのご寄附ですが、次のとおり活用させていただきましたのでお礼並びにご報告申し上げます。

本感染症拡大の影響により、アルバイト収入が減少する等、経済的に厳しい状況に置かれている学生もいます。その一方で、本年度の後期からの授業では対面授業を原則とし、遠隔授業も併用するという新たな授業形態を取り入れています。ついては、これらの学生を授業補助業務等に従事するスチューデントアシスタントとして本学で雇用するため、大学及び学生修学支援（わかあゆ育成資金）へのご寄附をその費用に活用させていただきました。

また、病院にお寄せいただいたご寄附については、高度急性期を担う本学附属病院が、本感染症に対応しながら医療を継続するためには、これまで以上に防護ガウン等の医療消耗品を多く必要とする態勢としていることから、その費用に充てさせていただきました。

このような対策を取ることができたのは、本基金にご寄附をお寄せいただいた方々によるおかげで、感謝の念に堪えません。

新型コロナウイルス感染症は未だ終息が見通せず、状況に応じて大学、病院、学生支援と様々な面において対策が求められていくことと存じます。 ご負担が多い折に大変恐縮でございますが、 新型コロナウイルス感染症対策へのご寄附は、引き続き滋賀医科大学支援基金において「大学」、「病院」、「学生支援（わかあゆ育成資金）」の支援対象別にご支援を賜りたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。

 令和２年10月　　国立大学法人滋賀医科大学長　　　　上本　伸二
        滋賀医科大学医学部附属病院長　　　田中　俊宏

 ※本寄附へのお礼並びに寄附者ご芳名は、こちらからご覧いただけます。