滋賀医科大学生命科学講座【物理学】

学部教育

担当講義
力学・熱力学 (医学科第1学年前期)
自然科学入門(物理)(医学科第1学年前期)
物理学 (看護学科第1学年前期)
波動・電磁気学 (第1学年後期)
物理学実習 (第1学年後期)
医系物理学 (第2学年前期)

現代社会と科学(医学科看護学科第1学年前期)の世話人も担当しています。

研究内容

物質や生体の表面で起こるあらゆる物理現象に着目し、マイクロオーダーの細胞構造から、ナノオーダーの原子配列や電子状態、さらには、その光物性・キャリア動力学を理解する研究に取り組んでいます。


原子一つを直接観察できる走査型プローブ顕微鏡・透過電子顕微鏡によるナノスケールの顕微鏡的・分光学的アプローチの物性研究を軸に活動しています。深層学習や理論計算を含めたAI、IoTエンジニアリング、統計学/社会科学的アプローチによる医学的課題にも取り組んでいます。

医学と物理工学の融合研究であり、自由で斬新な研究にトライできます。ぜひ生命科学講座(物理学)までご連絡ください。1年生から活躍できますし、やる気さえあれば大丈夫です。

具体的な研究テーマ


プローブ顕微鏡や電子顕微鏡によって
・アミロイドβオリゴマーの顕微解析によるアルツハイマー病薬効候補物質の役割の解明
・医用ナノマテリアルの構造と光物性

理論計算やAI解析によって
・顕微解析によって提案されたペプチド構造の最適化・解明
・電子状態シミュレーションによるプローブ顕微鏡像の解釈
・機械学習を組み合わせたスペクトルから各種状態を判別する方法論の確立

実験機器

        

走査型トンネル顕微鏡(STM)
(USM1200)

走査型プローブ顕微鏡の本装置は、物質や生体表面のナノオーダーの原子配列や電子状態、光物性に関する研究に用います。原子一つの像が観察可能であり、1982年にSTMを開発したG.BinnigとH.Rohrerは1986年にノーベル物理学賞を受賞しています。



        

原子間力顕微鏡(AFM)
(Bruker MultiMode8)

STM同様、物質表面のナノオーダーの構造、さらに弾性率や磁性、導電性を計測できる装置です。近年ではタンパク質研究分野で一般的になりつつある、医学分野への応用が著しい装置です。(共同研究講座 分子工学研究所のご厚意により本講座設置)



    

フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)

本装置は、主にナノマテリアルの赤外域の光物性計測に用います。走査型プローブ顕微鏡と組み合わせ、固体表面に置いたナノスケールの物質の光物性を計測するためにも用いることがあります。




フェムト秒レーザー

本装置は、物質表面やその上に載せたナノオーダーの材料の光励起、および、それらの光誘起キャリア動力学に関する研究に用います。