マスター心電図検査

 

どんな検査なの?

本当は心臓に異常があっても、普通(安静にした状態)の心電図ではみつからないことがあります。そこで検査を受ける方に運動をして頂いて、心臓に一定の負荷をかけて異常を見つけようとする検査です。写真のような階段を決められた時間(1.5,3分, 4.5分)、年齢・性別・体重に応じた回数、上り下りをくりかえしていただき、運動の前後の心電図の変化を調べます。裸足で運動していただきます。動きやすい服装でお越し下さい。運動中気分が悪くなったり、胸部症状が出現した際には無理をせずすぐに知らせてください。また階段の段差が比較的大きいので、膝がお悪い患者さまなどは主治医の先生にご相談ください。

 

この検査でわかること

 基本的には心電図検査でわかることと同じです。ただし普段の心電図では異常がなくても、運動時に異常が出たりしないか、あるいは危険度が増さないかをみています。狭心症の診断に用いられています。 

 

              戻る

 

  トレッドミル

 

どんな検査なの?

 マスター心電図検査と同様、運動していただき、心臓に負荷をかけてその異常を見つける検査です。

心電図や血圧計をつけて、スポーツジムなどでよくある動くベルトの上をそのスピードに合わせて運動していただきます。3分ごとに動くスピードや傾斜が変わっていきます。胸の症状が現れたときや体力に合わせて検査は終了します。この検査はマスター心電図検査と違って運動中も心電図の電極をつけたままにしておき、記録を行なっていますのでより的確な運動量で負荷を行なえます。

 

この検査でわかること

 マスター心電図でわかることと同じですが、運動中も心電図を記録しているので、心筋梗塞後の患者様でも回復後の運動の可否を決めたり、治療効果の判定などにも用いられます。

 

               戻る

 ・心電図検査 ・血圧脈波検査 ・マスター心電図検査 ・トレッドミル検査 ・24時間血圧検査