受付を済ませてK番の部屋の前でお待ち下さい。検査は1時間程度かかりますのであらかじめお手洗いを済ませておいてください。じっとできないお子様は眠ってから検査を行うことがあります。
・聴覚誘発電位検査
どんな検査なの?
左右の耳にそれぞれ「カチカチ」とうい音を聞かせてそのときに脳に生じる反応を記録します。とても微弱な反応なので何千回もの反応を足しあわせて評価します。両方の耳朶と頭に1カ所小さな電極を付け、ヘッドホンをして、目を閉じてベッドに横になって頂き検査を行います。力が入っていると検査がスムーズに行えないことがありますのでリラックスしてください。眠くなったら眠っていただいて構いません。
この検査でわかること
・ 視覚誘発電位
どんな検査なの?
頭に数カ所電極を付けます。刺激には2種類あります。
1つはパターンリバーサルといわれるもので、椅子に座り、テレビに映る格子模様の白黒が反転するのをみて頂きます。従って格子模様が見える程度の視力のある方が対象となります。眼鏡やコンタクトレンズは装着したまま検査をしますのでお使いのものをご持参ください。検査中ぼんやりとみていたり、眠気があると再現性の良いきれいな反応が得られませんのでしっかり固視点をみて集中してください。しかし、緊張してしまうと検査が進みませんのでできるだけリラックスして検査にのぞんでください。
もう1つはフラッシュ刺激といわれるものでベッドに仰向けになりゴーグルを付けて行います。光がチカチカします。視力の悪い方でも大丈夫です。また、じっと画面を見られない小さいお子様は眠って検査を行います。
この検査でわかること
角膜から入った光やパターンなどの視覚刺激は、眼球の奥の網膜で受け取られます。網膜からは視神経がでていて視覚刺激はその視神経を伝わって脳の視覚領といわれるところに達します。この検査ではこの視覚領の反応を記録していて、視神経の働きをみています
・体性感覚誘発電位
どんな検査なの?
頭、首、肩、背中などに電極を装着し、手首または足首を電気刺激して反応を記録します。末梢神経を電気刺激するので多少の違和感と不快感を伴います。しかしそれほど強い刺激ではありません。慣れると眠られる方もいらっしゃいます。
この検査でわかること
上肢または下肢の感覚神経に、電気的あるいは機械的な刺激を与えることによって誘発される反応を記録するもので末梢神経から脳幹、大脳皮質に至る長い神経路の機能をみる検査です。