不妊治療について診療方針 妊娠は自然の営みであり本来は医療の介入を必要としません。しかし約1割のご夫婦は自然の夫婦生活では妊娠に至らず、医学的な治療が必要となることがあります。当院ではまず妊娠に至らない原因を検査し、それぞれのご夫婦にあったオーダーメイドの治療を提供しています。 診療の特色 当院では総合病院である特性を活かした診療を行っています。子宮筋腫や内膜症といった不妊の原因となりうる病気が子宮にある場合は麻酔科医の管理のもと手術を行うことも可能ですし、妊娠に至らない原因が内科的な病気がもとになっている場合は内科医とも相談します。ご主人さんの精子に問題がある場合は泌尿器科医と連携をはかりながら治療するシステムをとっています。産婦人科個人病院さんとの違いがここにあります。しかしながら夜間診療がないため仕事をお持ちの患者様は通院が難しい場合があるかとおもいます。その場合は夜間の診療をされている個人病院さんと連携して治療することも可能ですのでご相談ください。 診療成績 滋賀医科大学 不妊治療 治療成績2007年 (妊娠された方の数)
* タイミングとは夫婦生活の時期の指導だけで妊娠された方や、排卵誘発を使用して通常の夫婦生活で妊娠された方のことです。 * 人工授精とは精子を子宮内に注入する治療法のことです。 * 体外受精とは体の外に取り出した卵子と精子を受精させ、受精卵を子宮内に戻す治療のことです。 滋賀医科大学 体外受精 治療成績2007年
最新の治療法 体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)、精巣精子をもちいた顕微授精(TESE-ICSI)、受精卵凍結、精子凍結など、最新の治療をとりいれています。2009年10月からは新病棟完成に伴いさらにクオリティーの高い体外受精センターの設立を予定しています。今まで以上に空調管理された培養室(受精卵を育てる部屋)を備え、また受精卵に対するレーザー治療(Assisted Hatching)も可能となります。
カウンセリングについて 日本看護協会が認定した不妊症について専門知識を有する看護師が常駐しています。日々の診察の中で検査や治療についての医師の説明を補足したり、不安や疑問をもっている患者さんと話し合ったりしています。この検査はなんのためだろう?、このままの治療でいいのか?、忙しそうにしている医師に質問しづらい、と感じたことはありませんか?少しでもそのような不安をやわらげるために不妊症看護認定看護師がおてつだいします。 プレス紹介 2008年5月4日の読売新聞で滋賀医大の不妊治療がとりあげられました。 2008年5月2008年5月30日の京都新聞に当院の不妊看護認定看護師の橋村富子がとりあげられました。 ![]() スタッフ紹介 高橋健太郎 昭和53年03月 鳥取大学医学部医学科卒業 平成16年04月 滋賀医科大学産科学婦人科学講座助教授 平成18年10月 滋賀医科大学女性診療科科長 日本産科婦人科学会代議員 日本産科婦人科内視鏡学会評議員 日本生殖内分泌学会評議員 日本受精着床学会評議員 日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医 日本生殖医学会生殖医療専門医 清水良彦 平成9年03月 滋賀医科大学医学部卒業 平成17年10月 滋賀医科大学産婦人科学講座助手 平成20年04月 滋賀医科大学女性診療科助教 日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 日本産科婦人科内視鏡学会会員 日本生殖医学会会員 高島明子 平成14年03月 滋賀医科大学医学部卒業 平成19年02月 滋賀医科大学女性診療科助教 日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 日本産科婦人科内視鏡学会会員 日本生殖医学会会員 |
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