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えやも強化
プや待合いスペース
ルには、 側壁等に
配置して、 大災 ペースとし
側にあった救急部を移転しまし
携を更に強化するため、 手術
棟、 母子 ・ 女性診療科病棟間
ー 設置し、 ICUも
た。部から放射線
なくなり、 M
ムーズに検査。
消化器外科、 というように、 患
者さんを内科でスクリーニン
グして、 必要な場合はすぐ外科
につなぐことができるように
なっています。
更に、 チーム医療をより充実
したかたちで実践 るため、 緩
和ケアチームやNST (栄養サ
ポートチーム) など、 各部門か
らいろいろな職種の人たちが
集まって病棟を回診し カン
ファレンス等を行って情報共
有できる環境を整備しました。
その結果、 病院各所におい
て、 職種横断的 ・多職種合同の
チーム医療を推進することが
可能となりました。
周産期及び救急医療体制の充実、
地域連携を推進する
今回の病院再開発では、 地域に不足してい
る部分、 地域からのニーズが高い領域である
周産期医療と救急医療体制の充実が課題とな
りました。
A病棟6階の1フロアを母子・女性診療科
とし、 また5階の小児病棟には、 NICU (新
生児特定集中治療室) 9床のほか、 GCU (継
続保育室) を
12床配置し、 周産期医療協力支援
病院として多くの母体搬送を受け入れ、 手当
が必要な新 に対して最適な治療が行える
ようにしました。
さらに、 救急医療については、 外来改修に併
機能実現を目
滋賀医科大学医学部附
柏木
厚典
診療科横断的な連携を目指し、
機能集約型外来及び病棟体制を整備
大学病院ではそれぞれが専門分化して高度
な医療を行ってきましたが、 本院では、 平成
14
年に第一内科、 第一外科といったナンバーに
よる診療科名 廃止して、 臓器別診療科に再
編成し、 患者さんを中心として各診療科の専
門家が集まって連携しながら最適な治療を行
える体制づくりを目指すようになりまし 。
そして、 今回の再開発では、 機能集約型病棟
及び外来体制を実現しました。
例えば、 病棟では、 循環器内科と心臓血管外
科、 呼吸器内科と呼吸器外科を同じ病棟に集
約するとともに、 消化器内科 ・血液内科と消化
器外科・乳腺一般外 を同じフロアに配置す
ることで、 診療科横断的な診療連携が行える
ようになりました。
外来では、 以前から脳神経センターとして、
神経内科、 脳神経外科、 精神科が連携して診療
を行っていましたが、 今回の改修で、 病棟と同
じく、 内科系 ・外科系を臓器別に再編しまし
た。 このことにより、 呼吸器内 と 吸器
科、 循環器内科と心臓血管外科、 消化器内 と
滋賀医科大学医学部附属病院長
柏木 厚典
「機能集約型病院」 、
「地域密着
を踏まえて、議論を重ねながら進めて
トップとしてどのような思いを込めて携
のような医療を展開していかれるかについて