活動記録

比良山系縦走 伝統再興なるか!?

日程  2006年6月10日〜11日
参加者 5名
行程  北小松駅〜涼峠〜ヤケオ山〜釈迦岳〜八雲ケ原(泊)
〜金糞峠〜烏谷山〜打見山(蓬莱山頂往復)¥ゴンドラ山麓駅

八雲ケ原を利用した比良登山はかつて新歓山行の定番であったが、比良索道・ロッジが営業をやめ八雲が正規のキャンプサイトでなくなったことからすっかり足が遠ざかってしまった。というのも言いようで、ダケ道に代表されるような、あのいかにも訓練山行的な雰囲気を敬遠してきただけかもしれない。

ヤマモモの滝を望むはたして北小松駅から歩き始めたとたんもう暑くてたまらない。そして楊梅ノ滝を眺める縦走路で5人誰ひとり道標に気づかずわけのわからない道に突入し1時間のロス。急登や泥道を乗り越え八雲に着いたのは17時頃だったと記憶している。

自然回復中の看板池のイモリをからかいつつカレーを食し即寝た。比良ロッジは解体され、リフトの支柱は倒れたままで殺風景極まりないが、自然回復は試みられているらしい。往時の賑わいを思い出しつつ、現実にも目をそむけず暖かく見守りたいところだ。

比良の稜線と琵琶湖翌朝は5時半に出発し、金糞峠下で少し道を探したものの順調に主稜線を南下した。新緑が美しく、琵琶湖の眺めも素晴らしかった。そういや曇り空だったもののカッパは一度も出さなかったな。11時前にはゴンドラ駅に到着、遊具など戯れつつ蓬莱山を空身で往復し、今回の縦走はお開きとなった。

この時期の比良は確かに消耗するが、やはり省略すべきでないだろう。夏山前に体力が量れるし、課題も見えてくる。完遂した成果は後々必ず形になると思う。久々に比良への思いが戻って来たのであった。(K・S)

追加 2006.7.11