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最新研究論文の紹介
2011年8月2日 更新
Kamatani Y, Matsuda K, Okada Y, Kubo M, Hosono N, Daigo Y, Nakamura Y, Kamatani N.
Genome-wide association study of hematological and biochemical traits in a Japanese population. *
Nature Genetics 2010;42:210-5.   PMID: 20139978

血液生化学値を規定する46遺伝子を同定
(*オーダーメイド医療実現化プロジェクト(滋賀医大附属病院を含む12機関)の臨床試料を用いた研究)

 バイオバンク・ジャパンに保存された14,700人分のゲノムDNAについて50万個の遺伝子多型を高速大量タイピングシステムにより決定した。このデータを関連解析により解析した結果、血液検査で測定される総タンパク質、アルブミン、ヘモグロビン、γ-GTPなどの酵素値や尿酸、クレアチニン、BUN、白血球数、赤血球数などの値と関連する重要な46個の遺伝子を同定した。本研究結果は血液検査値が遺伝素因により違うことを示しており、今後は遺伝情報にもとづいた個人ごとの検査値の基準値設定が必要となる。またこういった情報を統合することで、これらの検査値異常をきたす疾患の診断や治療の開発や個別化医療に貢献すると期待される。

文責  総合がん治療学講座・腫瘍内科  醍醐 弥太郎
 
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