日本エンドトキシン・自然免疫研究会

Japan Endotoxin and Innate Immunity Society

HOME | エンドトキシン研究6 もくじ

更新日 2016-10-04 | 作成日 2016-10-04

エンドトキシン研究6 より深い理解をめざして

編集 日本エンドトキシン研究会
楠本正一、小玉正智、横地高志、谷  徹

もくじ

第1章 特別寄稿

  1.Limulus Testの30年
  2.ディーゼル排気微粒子によるエンドトキシン関連肺傷害の増悪

第2章 エンドトキシンのかかわる自然免疫の基礎研究

  1.LPS受容体を介したカブトガニ顆粒細胞の分泌機構
  2.エンドトキシン(LPS)認識分子機構
  3.Toll-like receptor4の膜発現に重要なN-グリコシル化におけるMD-2の役割
  4.骨吸収を促進する炎症性サイトカインと細菌菌体成分の作用機構

第3章 リピドAの構造とその生物機能

  1.脂質部に多様性を有するリピドA類縁体の合成:活性の制御と立体構造の予測
  2.Porphyromonas gingivalis由来リピドA分子による細胞活性化機構
  3.ペスト菌LPSの培養温度による構造変化とその病原性発現における意義

第4章 エンドトキシンの作用に影響する因子

  1.マウスの菌体成分応答に対するMDPのプライミング作用:MDPのToll-like receptor (TLR) 2非依存的活性
  2.アミノ酸置換による殺菌ペプチド・ヒトcathelicidin hCAP18/LL-37誘導体のLPS中和作用の増強
  3.LPS刺激時のマクロファージにおけるiNOSおよびCOX2発現におよぼすエタノールの作用
  4.エンドトキシンで惹起される酸化ストレス:その生成機構における必須微量元素の役割
  5.加齢による全身性シュワルツマン反応の増強とCD8+CD122+αβT細胞 (intermediate CD 8細胞)の関与について

第5章 炎症におけるCD14のはたらき

  1.尿路上皮細胞上の膜結合型CD14の発現と炎症反応惹起における意義
  2.マウスCD14に対する中和抗体のエピトープ解析
  3.Toll-like receptorを介するNF-κBの活性化に必須なマウスCD14分子の機能的部位

第6章 臨床病状におけるエンドトキシンとそのレセプター

  1.バングラディシュにおける小児下痢患者血清中から検出される高濃度のエンドトキシン
  2.敗血症性ショックに対するNOS阻害剤の循環作動薬としての効果
  3.敗血症性急性肝障害に対する抗炎症性サイトカインInterleukin-11の治療効果
  4.単球上Toll-like receptors発現から見た消化器外科周術期におけるLPS刺激に対するサイトカイン産生能に関する検討