本学では、平成19年度から3年間の計画で滋賀県において採択された「文部科学省都市エリア産学官連携促進事業(発展型)−びわこ南部エリア−」を実施しています。
本事業は、がん患者の腫瘍摘出手術をターゲットに「悪性腫瘍部位の特定」「術中の腫瘍の悪性度の確定診断」「従来の体腔鏡では到達が困難な部位に対する悪性腫瘍の摘出」等、一連の診断・治療が手術室などオンサイトで迅速に実現できる「患者負担軽減のためのオンサイト診療システム」の実現を目指すものです。
今年度は本事業の最終年度です。現在までの研究開発の進捗状況はもとより、最終目標に掲げているオンサイト診療システムの考え方を含めた研究開発計画を広く県内企業等に公表・普及することにより、産業応用への関心を高めるとともに、本エリアでの産学官連携の促進を目指し、平成21年7月6日(月)琵琶湖ホテルにて研究計画発表会を行いました。
本学からは、外科学講座 谷 徹 教授が「体腔鏡手術ロボティック技術の開発研究」について、MR医学総合研究センター長 犬伏 俊郎 教授が「ナノ粒子診断技術の開発研究」について発表しました。
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谷教授の発表 |
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多くの方にご参加いただきました |
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