この度、本学精神医学講座の今井眞講師が6名の共同受賞者とともに2011年のイグ・ノーベル賞を受賞し、現地時間の29日の夜に米国マサチューセッツ州のハーバード大学で受賞式が行われました。イグ・ノーベル賞は人々を「笑わせ、そして考えさせた」研究に贈られ、近年その注目度が高まっています。
対象となった業績は「わさび」の刺激性臭気(イソチオシアン酸アリル:C4H5NS)を吸入した聴覚障害者と正常聴力者が睡眠から覚醒すること、覚醒に導く至適濃度が5−20PPMであることを明らかにし、聴覚障害者向けの警報装置を開発したことです。本研究は株式会社シームス、エア・ウォーター防災株式会社の協力により行われ、臭気発生警報装置および異常事態告知方法として特許を取得しました。
 |
|
 |
右手:火災報知機の作動部 左手:作動部内のわさび臭気スプレー |
|
9/30に授賞式が行われたハーバード 大学のサンダースシアター |
 |
|
 |
10/1マサチューセッツ工科大学の 講義室で記念講演後に共同受賞者と |
|
10/1マサチューセッツ工科大学の 講義室、記念講演前 |
|