本学では毎年学園祭(若鮎祭)の日程に合わせて、高校生の方を対象に大学の授業を体験していただき、医学や看護学に関心を深めていただきたく平成15年度より開催しております。
今年は去る10月29日(土)に、放射線部 高橋病院教授を講師に「身体の中を覗いてみよう:画像診断の現在」というテーマで体験授業を開催しました。当日は、県内外から高校生、保護者等合わせて73名の参加がありました。参加者の中には遠く関東や九州から足を運ばれた受講生もおられ、大盛況でした。
講義の中では放射線科医の仕事内容、レントゲン写真・造影検査・IVR・CT・MRI・画像診断などさまざまな診断方法の実態、放射能や被曝の問題などのテーマが挙がりました。そして各テーマの講義の中で時々先生から受講生に質問する方法がとられ、回答にはターニングポイントが使用されました。
ターニングポイントの使用により、先生の訊ねた問題への受講生の回答が、画面上にグラフ化されて映し出され、講義は大いに盛り上がりました。受講生からは「スイッチを押して授業に参加することで、より興味をもつことができました」「私たちも参加できるクイズみたいなものもあってとてもよかったです」という感想が寄せられ、受講生参加型の授業に多くの方が満足している様子でした。
また、講義終了後のアンケートでは、その他にも「レントゲン、CT、MRI、造影検査など、名前だけしか知らなかったことを、詳しく知ることができてさらに興味がわきました」「原発問題が話題になっているので、放射能と放射線の話が興味深かった」「放射線科のこと以外にも、これからの社会のことや、医者になる志を教えていただいて、とても勉強になりました」など数多くの感想が寄せられ、大好評でした。
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服部副学長の挨拶 |
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保護者を含めて73名の方がご参加 |
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高橋病院教授による授業(テーマ:「身体の中を覗いてみよう:画像診断の現在」) |
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講義の中では最新器具のターニングポイントを利用して、
受講生の回答を瞬時にグラフ化 |
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