6月9日(土)午前10時30分から比叡山延暦寺阿弥陀堂において第35回解剖体納骨慰霊法要を執り行いました。前日からの梅雨により雨模様の天気でしたが、ご遺族、ご来賓、しゃくなげ会会員および学生、教職員総勢約360名が参列し、故人のご冥福をお祈りしました。
法要の中で、今回お祀りした37柱の御霊並びにご遺族に対し、馬場学長から感謝の意が述べられるとともに、ご遺族の寄稿文を紹介され、学生に対し、「故人とご遺族の信頼関係や、故人の献体を通して次世代の医師の育成に生かされてつながっているとの尊いご遺志に感謝し、医学教育のために自らの身体を捧げて下さった御霊のことをいつまでも忘れることなく、信頼される医師や人々の幸せに貢献する医学研究者として“一隅を照らす人”に育ってくれることを期待しています。」と述べられました。
続いて、学生代表細尾真奈美さんが、「多くの方々に支えられて医師になる」ということを肝に銘じ、解剖実習で得られた知識と経験を礎として、故人のご遺志に恥じることがない医師となるべく努力し続けることをご霊前に誓いました。
法要終了に引き続き、故人(献体者)に対する文部科学大臣の感謝状を学長からご遺族代表にお渡しし、併せて、学生の手によりご遺骨をお返ししました。
午後から予定されていた比叡山横川にある大学霊安墓地での納骨式は、あいにくの天候のため、ご遺族の皆様方にはご参列いただけませんでしたが、学長、副学長、しゃくなげ会理事長、学生代表2名と関係教職員が代表して墓地へ出向き、読経の中、焼香を行った後、分骨いただいたご遺骨を学生代表らがお一人ずつ納骨堂にお納めしました。
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学長の祭文 |
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法要の様子 |
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学生代表の慰霊の詞 |
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文部科学大臣感謝状の贈呈 |
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しゃくなげ会理事長の挨拶 |
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学生によるご遺骨の返還 |
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雨中の納骨式の様子 |
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学生によるご遺骨の納骨 |
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