5月25日(土)午前10時30分から比叡山延暦寺阿弥陀堂においてご遺族、ご来賓、しゃくなげ会会員および学生、教職員総勢約470名が参列し、第36回解剖体納骨慰霊法要が執り行われ、故人のご冥福をお祈りしました。
法要の中で、今回お祀りした54柱の御霊並びにご遺族に対し、馬場学長から感謝の意が述べられるとともに、日本においては山脇東洋から始まった人体解剖の進歩に伴い、医学専門教育の基本となる解剖実習の重要性を述べられ、学生に対し、「医学教育のために自らの身体を捧げて下さった御霊のことをいつまでも忘れることなく、信頼される医師や人々の幸せに貢献する医学研究者として“一隅を照らす人”に育ってくれることを期待しています。」と述べられました。
続いて、学生代表久保田浩之君が、「多くの方々に支えられて医師になる」ということを肝に銘じ、解剖実習で得られた知識と経験を礎として、故人のご遺志に恥じることがない医師となるべく努力し続けることをご霊前に誓いました。
法要終了に引き続き、故人(献体者)に対する文部科学大臣の感謝状を学長からご遺族代表にお渡しし、併せて、学生の手によりご遺骨をお返ししました。
また、午後からは比叡山横川の大学霊安墓地において、ご遺族、ご来賓、学生等の参列の下に、納骨式が執り行われ、分骨いただいたご遺骨が納骨堂に安置されました。
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学長の祭文 |
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代表学生の慰霊の詞 |
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納骨式での焼香の様子 |
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学生の手による納骨 |
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