去る9月24日(火)に、膳所高校の理数科1年生の生徒40名が、音野副校長先生他6人の先生方に引率され本学を訪問し、終日講義と実習に取り組みました。
当日は、音野副校長先生からこの授業の主旨と学習についての心構えについてお話があり、併せて、本校への謝辞がありました。
引き続き、社会医学講座(衛生学部門)垰田准教授から「医学・医療の役割を考える」と題して、県内の医師の専門別の偏在や、医師不足の実情について講義がありました。加えて、NPO法人「滋賀医療人育成協力機構」が作成している広報誌「めでる」の紹介があり、本学里親学生支援室とともに実施している、地域の医療を担う医師・看護師の育成をめざす医学生支援事業について説明がありました。
続いて、生理学講座(細胞機能生理学部門)松浦教授から「心臓拍動の仕組みと自律神経による調節」と題して、心臓自動性のメカニズムやその生体内における調節機構について、講義がありました。
午後からは、松浦教授、林講師(学内)、豊田講師(学内)や大学院生の謝 宇さん、白 佳玉さんの指導の下、「ほ乳動物(ラット、モルモット)を用いた心臓拍動の調節」に関する実習に参加しました。
実習では、心臓の自動性を確認するとともに、心拍数が交感神経伝達物質や迷走神経伝達物質によってどのように変化するかについて、心電図を記録しながら観察しました。参加した生徒は、初めて直に見る心臓の自動拍動に驚きと関心を示しながら、実習を行っていました。
ちょうど、医学科第4学年の山本大雅君、西野裕香さん、野土希実さん達が自主研修として生理学講座(細胞機能生理学部門)で学習していたことから、実習に積極的に参加して、生徒の質問にも答えながら実習の補助を行いました。
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音野副校長による挨拶 |
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垰田准教授による講義 |
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松浦教授による講義と実習の説明 |
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実習の様子 |
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