看護師による「リンパ浮腫外来」を開設し7年目を迎えました。この外来では、主に乳がんや子宮がんなどの治療(手術や放射線治療)によって起こる、リンパ液の輸送障害を原因とする手足のむくみ(リンパ浮腫)を持つ患者さんを対象に診療を行っています。
リンパ浮腫のケアは、セルフケアが重要で最も効果があると言われていますが、継続することが重要です。また、症状の辛さが周りに理解されないことも多く、患者さんは孤独感を持たれるようです。同じ症状を抱えながら生活されている方々が集い、思いを分かち合ったり生活やケアの工夫の情報を交換し合えることが、少しでもケア継続の意欲につながったり、ケアの負担感を軽減することにつながることを願って交流会を開催しています。
今年は女性診療科の中川哲也先生による、がん療養やリンパ浮腫の講義がありました。参加して下さった患者さんやご家族の皆さんから熱心な質問があり、有意義な時間となりました。
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会場の様子 |
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