Lorenz Heister著 越邑徳基(コシムラ トッキ)訳 文政3年(1820)
越邑徳基は伊勢出身、大槻玄沢の門下である。伊勢に帰って、四日市や伊賀の名張に診療所を設けてオランダ医術を普及するとともに、著述に従事した。 この Heister の外科書『 Heelkundige Onderwyzingen』は図が多く、とくに上肢や下肢の切断図がわが国の外科学に与えた影響は大きい。