写真:公益社団法人 びわこビジターズビューロー
新着情報
2026.01.13 HPを開設しました。開催概要、プログラム、共催シンポジウム、優秀発表者賞、参加申込、演題申込、演者の皆様へ、会場案内、リンクのページを公開しました。
滋賀県立文化産業交流会館
ご挨拶
第68回 日本脂質生化学会 開催にあたり
この度、2026年6月4日(木)~5日(金)の2日間、滋賀県立文化産業交流会館(滋賀県米原市)にて第68回日本脂質生化学会を開催することとなりました。日本脂質生化学会は、脂質に関連する幅広い分野の研究者が全国から集まり、研究成果を発表する学際的かつ歴史のある学術集会です。過去の大会の記録を確認しましたところ、1965年の第7回に大津で開催されており、滋賀県での開催はそれ以来61年ぶりで、滋賀県北部での開催は初めてとなります。
第68回大会では、特別講演として杉本幸彦先生(熊本大学大学院生命科学研究部)に「生命機能を紡ぐアラキドン酸代謝」というタイトルで講演していただきます。細胞膜からアラキドン酸含有リン脂質を見つけ出してプロスタグランジンやカンナビノイドに変換して生命機能を完遂する様子が、まるで繭から生糸を作るみたいだということで「紡ぐ」という言葉をタイトルに使われたそうです。
シンポジウム1は、日本植物脂質科学研究会に協力していただき、「細胞内脂質輸送」をテーマに行います。細胞内脂質輸送は、動物細胞・植物細胞・真菌・細菌のいずれの活動においても重要であり、共通点も多いことが予想されますが、未知の部分が多く残されていることから、生物の種類を超えた視野で討論を行うことで新たな展開が生まれることを期待しています。シンポジウム2では、「脂質ナノ粒子」をテーマに、細胞外小胞ならびにリポタンパク質について、物理化学的性質から疾患との関連まで幅広い視点から講演を行っていただきます。
一般演題の口頭発表は、基本の15分枠に加えて、ショートトークの10分枠も設定しますので、立ち上げたばかりのチャレンジングな研究の発表も大歓迎です。指導教員の先生は、まだ学会発表未経験の学生にもぜひ発表を勧めて下さい。今回で3回目となる若手研究者と学生を対象とする優秀発表者賞にも、奮ってご応募下さい。
さらに、大会前日の6月3日(水)に、日本脂質生化学会と日本膜学会の共催で「細胞膜構造」をテーマにしたシンポジウムを開催します。脂質生化学会もしくは膜学会に属している研究者から、様々な最新技術を駆使して取り組んでいる細胞膜構造研究の現状を報告していただきます。シンガーとニコルソンが細胞膜の流動モザイクモデルを1972年に発表してから50年余りが過ぎましたが、細胞膜構造研究はまだまだ発展途上であり、本シンポジウムで異なる分野の研究者が意見交換することで、細胞膜構造のさらなる解明のきっかけになればと考えています。
第68回日本脂質生化学会では、他学会とも協力することで、異分野クロスオーバーを導くことを主題と考えており、異なる技術の融合による新たな脂質生化学研究の進展へと繋がりましたら幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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