本学では毎年学園祭(若鮎祭)の日程に合わせて、高校生の方を対象に大学の授業を体験していただき、医学や看護学に関心を深めていただくため、平成15年度から「体験授業」を開催しています。今年は10月27日(土)に、医学部 遠藤教授(看護学科・臨床看護学講座、消化器外科・医師)を講師に「生命危機の評価と処置・入門編」というテーマで開催しました。当日は、県内外から高校生、保護者等合わせて76名の参加があり、大盛況でした。
授業の中では、救命処置について救命蘇生のABCから胸骨圧迫・AEDの使い方、また心臓の動きについて専門的な解説、最後にトリアージの重要性など様々なテーマが挙げられました。授業の途中では映像を交えながら、心臓マッサージやAEDの施し方をわかりやすく解説し、受講生からは「自分にもできることがあるのだと思いました」「人の命を助けるためにも積極的に行動していく大切さを学ぶことができました」という感想が寄せられました。トリアージについてJR福知山線脱線事故を題材にした映像は特に反響が大きく、「医療現場の厳しさを感じました」「トリアージを判断するのは、かなりの責任と覚悟が必要だと思いました」と医療に携わる職業の重みを感じられている方が多く見受けられました。
また、授業終了後のアンケートでは、その他にも「医師・看護師が命を預かることの重大性を認識しました」「医療の仕事は辛い判断を下さなければならない時もあるけど、とても重要でやりがいのある仕事だと改めて思いました」「多くの命を救うためには、心も強くならなければいけないと思いました」など数多くの感想が寄せられ、大好評でした。
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服部副学長の挨拶 |
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保護者を含めて76名の方がご参加 |
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遠藤教授による授業(テーマ:「生命危機の評価と処置・入門編」) |
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