9月15日(火)17時30分より「第8回 人を対象とする医学系研究に関するセミナー」を開催し、滋賀医科大学 臨床看護学講座 桑田 弘美教授より「質的研究について〜Qualitative Research〜」をテーマに講演してもらいました。
桑田教授からは、質的研究は未知で不確かなことを探求し、仮説や理論、関係性などを証明・発見することができる研究であり、決まった定義はないものの質的記述的研究、内容分析、事例研究、グランデッド・セオリーなどいろいろな技法があるとの説明がありました。
なかでも、質的面接におけるインタビューやコーディングの一事例について失敗例を比較しながら学ぶことができ、測定用具としての研究者の姿勢や倫理的行動についても学ぶ機会となりました。
当日は医師・コメディカルスタッフのほか、教員・学生や他大学の職員など111名が参加しましたが、参加者の8割は質的研究を行ったことはなく、とても興味深い内容であったとの感想が寄せられました。
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