本文へスキップ

TEL. 077-548-2929

〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町

病理検体標本を用いた臓器障害と細胞骨格の変化の調査CLINICAL RESEARCH


概要

2000年1月より2017年3月までに滋賀医科大学において病理解剖が行われた方

研究協力のお願い



 滋賀医科大学において上記課題名の研究を行います。この研究は、2000年1月より2017年3月までに本学にて病理解剖を行った方の滋賀医大で既に保有している臨床情報(及び生体試料)を調査する研究であり、研究目的や研究方法は以下の通りです。情報の使用について直接のご同意はいただかずに、このお知らせをもってご同意を頂いたものとして実施されます。対象となる方におかれましては、研究の主旨・方法をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡ください。

(1)研究の概要について
研究課題名:病理検体標本を用いた臓器障害と細胞骨格の変化の調査
研究期間:2018年7月27日~2021年3月31日
実施責任者:滋賀医科大学 総合診療部 加藤文崇

(2)研究の意義・目的について
《研究の意義、目的》
 多臓器不全の臓器不全と糖尿病合併症の間には、臓器不全の進行の速さは異なりますが、類似点が数多く存在し、共通の発症メカニズムが存在する可能性があります。Proinsulin産生骨髄由来細胞(Proinsulin(PI)-producing bone marrow-derived cells;PI-BMDCs)が肝臓、脂肪、神経細胞に融合し、炎症性サイトカインであるTNF-⍺を発現し、さらに、骨髄由来で各臓器にて機能している細胞が減少し、機能異常を来すことが糖尿病合併症の原因となる可能性について報告されています。PI-BMDCsの出現に伴う様々な異常が、糖尿病だけでなく多臓器不全患者においても存在するとの仮説を立てています。また、この細胞は肝臓、腎臓等全身の臓器において、細胞骨格の1つを発現しており、臓器細胞の性質を変化させている可能性があります。
【目的】人における臓器障害とPI-BMDCsの発現および細胞骨格の変化が関連するか否かにつき調査を行うことを目的とします。
【意義】今まで明らかとはされてこなかった臓器障害のメカニズムにつき新たな知見が得られ、新たな治療法の開発につながる可能性があります。

(3)研究の方法について
《研究の方法》
 本学にて病理解剖が行われ、組織標本が保存されている標本を用いて、Proinsulin抗体、細胞骨格に対する抗体を用いて免疫染色を行い、臓器障害の有無、糖尿病の有無における発現の有無につき調査を行います。また、診療録からデータ(病歴等)の収集を行い、解析に使用します。

(4)個人情報の取扱いについて
《個人情報の取扱いに関する記載》
 研究にあたっては、個人情報を直接同定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。

(5)研究成果の公表について
この研究成果は学会発表、学術雑誌およびデータベースなどで公表します。

(6)研究計画書等の入手又は閲覧
本研究の対象となる方は、希望される場合には、他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内で本研究に関する研究計画書等の資料を入手・閲覧することができます。

(7)利用又は提供の停止
研究対象者又はその代理人の求めに応じて、研究対象者が識別される試料・情報の利用(又は他の研究への提供を)停止することができます。停止を求められる場合は、2018年12月31日までに下記(8)にご連絡ください。

(8)問い合わせ等の連絡先
滋賀医科大学 救急・集中治療部 加藤文崇
住所:〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町
電話番号:077-548-2929
FAX:077-548-2929
メールアドレス:hqqqicu@belle.shiga-med.ac.jp

バナースペース

滋賀医科大学
救急・集中治療部
救急集中治療医学講座

〒520-2192
滋賀県大津市瀬田月輪町

TEL 077-548-2636(ICU)
TEL 077-548-2929(事務)

FAX 077-548-2648(ICU)
FAX 077-548-2929(事務)

MAIL hqqqicu@belle.shiga-med.ac.jp