滋賀医科大学 社会医学講座衛生学(旧予防医学)部門
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研究概要

当部門では、疫学、労働生理学、人間工学などの手法を用い、現場(フィールド)研究を基本に、必要に応じて実験研究も実施してきました。近年は、労働者の安全衛生向上に結びつく機器開発に関して、企業との共同した取り組み(産学連携)も展開しています。
<研究方法>
実態調査に基づいた対策の検討
「まずは現場を知る」「人間工学的視点での対策立案」
調査手法
1) 疫学調査
  • 質問紙法
  • 面接聴き取り法
2) 実地/シミュレーションによる負担評価
  • 筋電図、心拍数、歩数、活動強度、など生理学的指標を用いた負担評価
  • 環境測定
  >> 研究成果のダウンロードはこちら

【当部門の研究テーマ】

 働く人たちの健康と安全をまもる研究<労働衛生学>

1) 作業関連性筋骨格系障害(腰痛、頸肩腕障害)の予防
とくに医療福祉分野で働く人たちを対象に・・・看護師、介護職員、理学療法士、手話通訳者、特別支援学校教員、保育士など
	作業関連性筋骨格系障害(腰痛、頸肩腕障害)の予防写真 作業関連性筋骨格系障害(腰痛、頸肩腕障害)の予防写真 ノーリフティングケア宣言!!
出典:高知家まるごとノーリフティング
 

2) 就労障がい者の二次障害予防
  • VDT作業従事者
  • サリドマイド胎芽症者
  • 筋拘縮症者
<介入前>
二次障害予防の写真
<介入後>
二次障害予防の写真
 
3) 農民の安全と健康
  • 農作業災害の防止
  • 農作業による健康障害の予防
    (熱中症対策、筋骨格系の負担軽減)
農民の安全と健康の写真
   
4) 運転労働者、建設労働者の安全衛生
  • フォークリフト、農業用トラクターやコンバイン等による全身振動曝露の評価
  • 慢性疼痛に関する質問紙調査
農民の安全と健康の写真
5) 治療と就労の両立支援
6) 働く女性の健康(筋骨格系障害予防、母性保護)
 

 障害者・情報弱者の健康と生活をまもる研究

  • 聴覚障害者の受療バリアと解決策の検討
  • 障害者のがん検診受診状況に関する調査
  • 障害者の避難所調査
  • 障害者家族の健康実態調査
  • 在滋賀県ブラジル人の医療受診とHIV感染症/AIDSに関する調査
聴覚障害者を対象とした乳がん・子宮がん予防学習会と質問紙調査の実施の様子
聴覚障害者を対象とした乳がん・子宮がん予防学習会と
質問紙調査の実施

【公衆衛生学・社会医学フィールド実習】(医学科4回生)

<2023年度の実習テーマ>
  1. 長浜市における事例別の地域包括ケアの現状と課題
  2. 医療と環境問題
  3. 聴覚障害者を対象とした健康教育と合理的配慮
  4. 医療的ケア児におけるミキサー食の意義とケア従事者の安全衛生
  5. 障害がある就労者の安全衛生対策

【企業・事業所における産業保健活動】

老人保健施設
重度心身障害者施設

【産学連携、特許申請】

特許出願 経腸栄養作業を楽にするシリンジノズル 特許出願 経腸栄養作業を楽にするシリンジノズル
特許出願 経腸栄養作業を楽にするシリンジノズル

【臨床との関連】

腰痛・頸肩腕障害の治療と職場復帰支援
〇滋賀医大附属病院ペインクリニック科との連携
〇慢性疼痛均てん化事業-近畿地区-(旧・厚生労働省慢性疼痛診療システム普及・人材養成モデル事業)に参加

現場の声を研究に!

労働者の腰痛についてイラスト

研究成果報告書

【厚生労働省 科学研究費補助金 研究成果報告書】

2022年度「障害をもつ労働者の労働災害の実態把握と安全衛生対策の確立に資する研究」

  • 厚生労働省から科学研究費助成(2021~2022年度)を受けて実施
  • 医師、理学療法士・作業療法士、看護師、人間工学専門家のチーム
  • 県内の障害者作業所を訪問し、聴き取り → 障害者の心身機能と作業環境の双方を評価
  • 事故調査事例を集積 → 整理
  • 県内作業所・事業所を対象に質問紙調査
  • 成果物:職場の作業環境管理と就労障害者の健康管理に資するアクションチェックリスト
国が策定する第13次労働災害防止計画「就業構造の変化等に対応し、障害者である
労働者の安全と衛生の確保のための検討」に反映させる
2022年度報告書
報告書はこちらからダウンロードできます。
https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/report_pdf/202223009A-sokatsu.pdf
アクションチェックリスト 詳しくはこちら[PDF]


【滋賀県事業関連の報告書・成果物】

2022年度「滋賀県 治療と仕事の両立支援に関する事業所調査」

  • 滋賀県からの受託研究(2022年度)
  • 質問紙法
    従業員数50人以上事業所300か所
    同5~49人の事業所1000か所
    同5人未満の事業所200か所
  • 目的
    両立支援に係るがん対策を評価
    がん以外で長期療養を必要とする患者の復職等に関する実態を把握
滋賀県における治療と仕事の両立支援対策の課題を明らかにし、具体的な対策に役立てる
 
報告書 詳しくはこちら[PDF]
情報提供のチラシ 詳しくはこちら[PDF]

2022年度,2019年度「滋賀県 がん患者を対象としたアンケート調査」
実施者:滋賀県がん患者団体連絡協議会
分析協力:滋賀医科大学社会医学講座衛生学部門

2022年度報告書
2019年度報告書
報告書はこちらからダウンロードできます。
https://www.cancer-patients.shiga.jp/enquete/

2014年度「滋賀県 がん患者職場復帰支援円滑化モデル事業」

病気治療のために休んでいた従業員が復職する時に役立つ
会社と主治医間の情報連絡シート
詳しくはこちら[PDF]
復職に関する
意見・情報提供依頼書
詳しくはこちら[PDF]
会社と主治医間の情報連絡シートの
利用方法
詳しくはこちら[PDF]


【文部科学省 科学研究費助成事業 研究成果報告書】

二次障害予防

平成25~27年度(2013~2015年度)基盤研究(C)
就労障害者の二次障害予防
―作業負担軽減事例の集積と予防マニュアルの作成―
課題番号25350667 研究代表者 辻村裕次
詳しくはこちら[PDF]
平成28~31年度(2016~2019年度)基盤研究(C)
低形成を有する身体障害者の二次障害予防
―サリドマイド被害者の支援―
課題番号16K01545 研究代表者 辻村裕次
詳しくはこちら[PDF]

看護師の運動器障害予防

平成24~26年度(2012~2014年度)基盤研究(C)
看護必要度と看護師の労働負担評価に基づいた運動器障害予防対策に関する研究
課題番号 24593196 研究代表者 北原照代
詳しくはこちら[PDF]
平成27~30年度(2015~2018年度)基盤研究(B)
病棟看護師の腰痛予防プログラムの開発と検証~労働環境の改善をめざして
課題番号 15H05067 研究代表者 北原照代
詳しくはこちら[PDF]