学部教育 Undergraduate education

業の様子

老年看護学は、「老年保健看護学概論(2年生前期)」、「老年保健看護学各論(2年生後期)」、「老年保健看護学実践論(3年生前期)」、「老年保健看護学実習Ⅰ・Ⅱ(3年生後期〜4年生前期)」の科目から構成されています。

高齢者の姿は多様です。加齢に伴い身体的・精神的・社会的な機能が低下しますが、その低下の速度や程度は非常に個人差が大きく、症状や所見も非典型的です。こうした多様性を念頭に、授業では、広い視点で思考できるよう、双方向性の授業に力を入れています。

特に、「老年保健看護学実践論」では、単元毎に、その講義で学んだ知識を活用して考えられる事例を提示し、問題点の抽出や看護援助内容を考えるワークを行なっています。

個人ワーク後の全体討議では、たくさんのアセスメントの視点や看護介入アイデアが出され、患者さんのより良いケアを考える機会になっています。

高齢者の身体・感覚機能体験を通した日常生活支援の推察(2回生)=「老年保健看護学概論」

高齢者の姿は多様です。加齢に伴い身体的・精神的・社会的な機能が低下しますが、その低下の速度や程度は非常に個人差が大きく、症状や所見も非典型的です。

こうした多様性を念頭に、授業では、広い視点で思考できるよう、双方向性の授業に力を入れています。

特に、「老年保健看護学実践論」では、単元毎に、その講義で学んだ知識を活用して考えられる事例を提示し、問題点の抽出や看護援助内容を考えるワークを行なっています。個人ワーク後の全体討議では、たくさんのアセスメントの視点や看護介入アイデアが出され、患者さんのより良いケアを考える機会になっています。

被身体抑制演習(2回生)=「老年保健看護学各論」

加齢の影響や疾患の影響から認知機能が低下することで、入院入所といった環境の変化など様々な刺激をきっかけにBPSD(認知症の行動・心理症状)やせん妄が生じることがあります。その際、患者さんの安全や医療継続のために身体拘束を余儀なくされることがありますが、医療者の関わり方や対応策によって身体拘束を避けることができる事例も多いです。

そのことを思考する講義と並行し、“身体拘束される側”の立場となった演習として学生それぞれがベッド上で身体拘束されることで、被装着時の心理面や身体面への影響を思考するための学習機会にしています。

疾患を有する高齢者事例に対する看護技術演習(3回生)=「老年保健看護学実践論」

これまでの講義で学習してきた高齢者の心身機能や加齢の影響を考慮した上で、療養中の高齢者に対する日常生活援助技術を学びます。

高齢者の残存機能を最大限に活用した援助になるよう工夫することも重要であるため、何が疾患の影響で、何が加齢の影響であるのかを常にアセスメントする必要があります。

さらに認知機能や感覚機能の低下も有する患者さんへの安全面だけでなく倫理的な配慮も求められることから、1つの援助であっても多くの観点で思考する必要あり、本演習ではその必要性や方法を習得する機会にしています。

フレイル進行予防のための機能訓練レクリエーション企画演習(3回生)=「老年保健看護学実践論」

複数の施設入所中(要介護状態)の高齢者事例を対象に、フレイル進行予防を目的とした機能訓練レクリエーションをグループで企画(計画立案・物品準備)します。レクリエーションとしての遊戯的要素も含みつつ、高齢者事例に則した機能維持・向上を目的とした内容の活動を思考します。

企画したレクリエーションは発表会で実施し、参加者(模擬高齢者役の学生)からのフィードバックも受けて、計画修正まで行い、実習での実施に向けて思考を深めます。

多様な高齢者像を理解するため、病院と施設の2ヶ所での実習を行っています。

老年保健看護学実習Ⅰの施設実習では、定期的に施設に通い食事や入浴・機能訓練などの介護サービスを受けながら自宅で生活をする高齢者や、施設に入所して生活支援を受ける高齢者の特性やケアのあり方を学びます。老年保健看護学実習Ⅱでは、検査や治療目的に病院に入院する高齢者の看護実践を行います。いずれの実習においても、既習の知識・技術を統合して、一般論を個別化させていく思考を養う機会を大事にしています。

当科目

  • 老年保健看護学概論
  • 老年保健看護学各論
  • 老年保健看護学実践論
  • 老年保健看護学実習Ⅰ
  • 老年保健看護学実習Ⅱ
  • 看護学研究
  • 看護学研究方法論(オムニバス)
  • 医学概論Ⅰ(オムニバス)

年ゼミの卒業論文

第28期生(2024年度卒業)

  • 地域在住⾼齢者における主観的な外出頻度の減少が 6 年後のフレイルに及ぼす影響
  • アルツハイマー型認知症を有するもの忘れ外来通院中⾼齢者の笑いの頻度と社会ネットワーク状況との関連
  • 地域在住⾼齢者における⻭磨き頻度と主観的認知機能低下との関連
  • 地域在住⾼齢者における就労頻度とフレイルとの関連:治療中疾患の有無別の検証

第27期生(2023年度卒業)

  • 独居高齢者における地域活動参加状況と運動習慣との関連
  • 地域在住高齢者における社会参加活動に関連する個人生活要因の探索的検討
  • 地域在住高齢者における外出頻度の低下と転倒経験との関連
  • 地域在住高齢者における社会的ネットワーク状況と嚥下機能低下との関連

第26期生(2022年度卒業)

  • 終末期患者に対する訪問看護の実態
  • 運動機能分析装置を用いた身体機能とサルコペニア評価指標項目の相関関係の分析
  • 地域在住高齢者における認知機能レベル別にみた高次生活機能の検討
  • 地域在住高齢者における外出頻度の低下と口腔清掃状態の関連

第25期生(2021年度卒業)

  • 終末期の療養場所選択に関連する要因の文献検討
  • 日本における高齢者の発話と認知機能との関連に関する文献検討
  • 居住地から徒歩圏内にある施設充実度と高齢者の定期歯科受診行動の関連
  • 日本におけるスキンテアの発生率と発生関連要因の文献検討

第24期生(2020年度卒業)

  • 地域在住高齢者における転倒不安と外出状況の関連
  • 地域高齢者における歯のかみ合わせが認知機能低下に与える影響
  • 地域在住高齢者における余暇活動と定期歯科健診受診との関連の検討
  • 地方在住高齢者における社会的フレイルと健診受診との関連について

第23期生(2019年度卒業)

  • 地域在住高齢者の他者との繋がりの実態及び他者との繋がりに関連する要因について
  • 高齢者の受診行動に関連する要因の文献検討
  • 認知症高齢者及び要介護認定者の介護負担に関する文献検討

第22期生(2018年度卒業)

  • マレーシア国民大学への海外研修についての報告 ー宗教が健康・医療に及ぼす影響に対する考察ー
  • 急性期病院看護師の高齢患者に対するコミュニケーションの実態

第21期生(2017年度卒業)

  • 入浴時の洗身方法の違いが皮膚に及ぼす影響
  • 嚥下障害を有する終末期高齢者に対する家族の食事介助及び訪問看護師の支援の実際
  • 地域在住高齢者の抑うつと喪失体験の関連についての研究