平成25年9月4日(水)18時より、2013年度第1回臨床研究関連セミナー・講演会として「先進医療の現在・手続き関連」を開催しました。
先進医療は新しい医療技術の保険適用を目的として、医療機関で実施される臨床研究に適応される制度の1つで、当院でも現在5種類の先進医療が承認を受け実施されています。
本セミナーでは、臨床研究開発センターの中川センター長より制度の概要・位置付けについて説明があり、引き続き、先進医療に係る事務手続き担当の病院管理課病院企画係の熊木主任より具体的な申請までの手順、実施中に必要とされる手続きについて説明がありました。
また、先進医療B新規技術として腹腔内温熱化学療法(HIPEC)を申請している当院消化器外科講師・村田 聡先生より、申請に至った経緯や厚生労働省への審査前相談、審査中の疑義対応などについて話がありました。有用な医療技術を多くの患者さんに届けたいという思いから、新規技術の申請という高いハードルに挑んでいる姿勢に多くの参加者が感銘を受けました。更にこの経験から、今後新規技術を申請する方へのアドバイス、学内の体制整備の必要性にも話が及びました。
講演後は、先進医療に係る費用や利益相反等についても参加者から質問が寄あり、活発な質疑応答となりました。
このセミナーは、『臨床研究に関する倫理指針』に規定されている臨床研究関連の教育の一環として実施しました。今年度は本セミナーを含め6回の臨床研究関連セミナー・講演会を開催する予定です。
滋賀医科大学医学部附属病院HP 先進医療承認一覧
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中川センター長による説明 |
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熊木主任による説明 |
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村田講師による説明 |
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セミナーの様子 |
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