3月4日、米国ケンタッキー州ルイビル大学外科学講座 スーザン・ギャランディウク教授を講師に迎え、「平成26年度第4回男女共同参画推進のための講演会:Changing Demographics in Surgery and Behavior of Surgeons」を開催いたしました。講演会は外科学講座 梅田特任講師による司会の下、松末病院長の「本学は来年度より24時間保育を開始し、さらに男女共同参画を推進する。」との英語の挨拶で開会しました。
講演では、アメリカにおける外科トレーニングは10年前に劇的に変化し、その要因の一つが週80時間の労働時間の規制であること、このトレーニング期間の5年から4年への短縮が医療ミスにも影響しており、外科医は、看護師及び医療技術者等とのチームワークを考慮し、安全性について率直に意見が言える環境を作ることが必要になったと紹介されました。また、労働時間の規制による良い影響として、ライフスタイルが調整しやすくなったため、女性外科医数が増加したと指摘されました。さらに、研修医の教育についても言及され、外科医は自身のプロフェッショナリズムを若い研修医に教示しなければならないと結ばれました。
講演終了後、来場者から多くの質問があり、最後に尾松学長補佐(女性研究者支援担当)から、「研究者として夫婦で協力して子育てをし、アメリカに家族と一緒に留学した時は大変充実した時を過ごせた。本学の支援プログラムが女性のキャリアと家族との幸せな生活の両方をサポートできるよう努力したい。」と英語で挨拶があり、盛況のうちに閉会を迎えました。
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病院長による開会の挨拶 |
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ギャランディウク教授による講演 |
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司会の梅田特任講師 |
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尾松学長補佐による閉会の挨拶 |
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