8月17日(月)、本学において平成27年度SSH科学技術人材育成重点枠事業『滋賀サイエンスプロジェクト』」が実施されました。
この事業は、膳所高校を中心に、虎姫高校、守山高校、石山高校、安曇川高校が連携して実施されているもので、当日は関係高校の高校生30名と引率教諭13名が本学を訪問しました。
開講にあたり、膳所高校の中辻 仁史 副校長先生から、今日の貴重な機会を今後の勉強に活かしてほしいとの挨拶がありました。
午前中は「移植免疫のお話」と題し、病理学講座(疾患制御病理学部門)小笠原 一誠 教授から講義があり、講義終了後は参加者から専門的な質問が多く寄せられました。
午後は附属図書館を訪問し、マルチメディアセンター演習室において図書課職員の指導を受け、文献検索を体験しました。その後、生物学実習室に移動し、「腸管神経系の観察とミュージアム見学」と題し、解剖学講座(神経形態学部門)相見 良成 准教授によるメダカを使った実験が行われ、メダカの腸管神経系にあるNO作動性神経の染色に挑戦しました。
実験後はメディカルミュージアムを見学し、骨の標本や病理標本を手にとって観察するとともに、3D画像などを見て、骨の役割、骨の動き方やしくみについて勉強しました。
この実習には、医学科第4学年 坂口 翔平さん、同第3学年 和田 誠人さんが相見准教授のアシスタントとして参加してくれました。
また、この事業に併せて、午後から「滋賀県高等学校理科教育研究会生物部会第1回研修会」が開催され、県内高校の生物担当の先生約20名が参加されました。この研修会では、相見准教授によるメディカルミュージアムの紹介と活用方法、教育資源の開放利用について受講し、引き続き、高校生とともに腸管神経系の染色と観察を行いました。
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膳所高校 中辻副校長の挨拶 |
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小笠原教授による講義 |
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小笠原教授への質問 |
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附属図書館での文献検索講習の様子 |
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相見准教授による実験の説明 |
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実験の様子 |
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顕微鏡で観察 |
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メディカルミュージアムの説明 |
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メディカルミュージアム見学の様子 |
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