滋賀医科大学 社会医学講座衛生学(旧予防医学)部門
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教育

 医学の最終目標は、健康を保持または増進することであり、健康が損なわれた時はそれを修復し、苦しみや悩みを最小限にすることである。これらの目標は「予防」という言葉で包括して表わすことができる。「予防」には、健康を保持増進させるために個人や社会から病気の原因を取り除いたり、身体を鍛えたり、栄養や睡眠を確保したりする第一次予防、病気を早期に発見し早期に有効な治療を行う第二次予防、障害の発生や疾病による心身の機能低下をリハビリテーションなどで防いだり、病が不治の状態であっても安楽な生活の継続を支援する第三次予防という三段階がある。こうした「予防」の実践は医学・医療に携わるすべての人々にとって不可欠なものでもある。
 予防医学には「臨床医家による予防手段の行使」という面もあるが、個々人の健康間題発生には様々な社会的条件が共通して存在するので、社会的・組織的な予防手段の行使もまた必要である。そこで、人間の集団に対する、健康増進や疾病・能力低下・老化などの予防のための専門的な実践分野とそれに係わる科学分野が成立し、発展してきた。この領域は、一般に、衛生学・公衆衛生学と称されることが多い。
 衛生学・公衆衛生学は、主として人間集団-社会を対象とする点で、患者個々人を対象とする臨床医学と異なる問題解決へのアプローチをもつ。衛生学・公衆衛生学教育協議会のコアカリキュラムでは、1.社会と医療、2.健康増進・疾病予防、3.人口・保健統計、4.疫学とその応用、5.環境保全と環境保健、6.食と健康、7.保健・医療・福祉・介護の制度、8.地域保健、9.母子保健、10.学校保健、11.産業保健、12.成人・老人保健、13.精神保健、14.感染症対策、15.国際保健 等、多岐にわたる教育領域が課題とされている。
 当研究室では、これまでの研究や社会との関係を活かして、1.社会と医療、5.環境保全と環境保健、10.学校保健、11.産業保健のテーマを主軸にし、講義や社会医学フィールド実習を通じて、学生自身が以下の目標に到達するよう力を注いでいる。

  1. 人間集団の健康状態の疫学的診断(把握・理解)ができる。
  2. 人の健康を生態学的に観察できる。
  3. 保健統計を正しく読むことができる。
  4. 疾病と環境要因との特異的関連についての知識がある。
  5. 健康に係わりのある行政機構、法制度の大要についての知識がある。
  6. 健康問題に関する保健・医療・福祉の包括的な接近の仕方を理解する。
  7. 健康教育学習の原理と実践的な方法を理解する。
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