研究内容

働きざかりといわれる成人期に、ひとは生活習慣病をはじめとした顕在・潜在する様々な健康問題を抱えるため、成人看護学分野における研究の発展には社会からの大きな期待と関心が寄せられています。これに応えうる科学的研究を推進するにはEBM/EBNの基盤となる疫学の理解とその研究法の習得が不可欠です。当教室では、成人看護学の数多くのテーマについて、疫学研究法により健康障害や関連要因の評価および看護介入の効果の検証を行い知見を積み重ねるために、教室員が一丸となって研究を推進しています。今後、これらの研究をさらに発展させ、得られた知見を臨床看護へフィードバックするとともに、臨床看護師や他職種を含めた共同研究体制の構築を目指したいと考えています。

脳卒中の一次・二次・三次予防に関する研究

  • 脳卒中再生医療時代の新たな機能低下予防介入を目指して:末梢神経機能評価への着眼
    (H27-29年度 文部科学省科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究 研究代表者:宮松直美)
  • 脳卒中患者における脳卒中発症時の対処行動が発症6ヶ月後の機能予後に与える影響
    (H25-26年度 文部科学省科学研究費補助金 若手研究(B) 研究代表者:森野亜弓)
  • 脳梗塞患者の推定一日塩分摂取量と尿中Na/K比
    :どちらが再発危険因子である収縮期血圧と関連するか
    (H24年度 学長裁量経費研究助成 研究代表者:一浦嘉代子)
  • 重心動揺の新たな危険因子としての無症候性脳梗塞-脳磁気共鳴画像による検討-
    (H21年度「シーズ発掘試験」地域イノベーション創出総合支援事業)
  • 脳卒中急性期専門看護の技術及び知識の抽出に関する研究
    (H20-21年度 文部科学省科学研究費補助金 若手研究)
  • 脳神経疾患患者の転倒スクリーニングスケールの開発
    (H19-20年度 文部科学省科学研究費補助金 若手研究)
  • 一般市民の脳卒中知識調査とキャンペーンによる啓発効果に関する疫学調査
    (H18年度 財団法人循環器病研究振興財団助成金)
<事業>
  • 滋賀県脳卒中診療連携体制整備事業
    (平成24-25年度 滋賀県地域医療再生計画(三次医療圏)事業)

職域に関する研究

  • 早発閉経を予防し得る修正可能な関連要因の探索的検討
    (H25年度 学長裁量経費研究助成 研究代表者:呉代華容)
  • レセプトで評価した受診状況による健診データ改善効果および中長期的医療費の低減予測
    (H25-28年度 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究代表者:志摩 梓)
  • 非正規雇用女性に対する包括的乳がん・子宮頸がん検診啓発の費用対効果分析と波及効果
    (H24-26年度 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究代表者:宮松直美)

糖尿病の発症および進展予防に関する研究

  • インスリン分泌不全者の糖尿病細小血管障害発症リスク及び予防因子の解明:前向き研究
    (H27-29年度 文部科学省科学研究費補助金 若手研究(B) 研究代表者:森本明子)
  • 軽度認知機能障害を有する糖尿病患者の糖尿病管理に影響する要因:追跡研究
    (H27-28年度 文部科学省科学研究費補助金 若手研究(B) 研究代表者:園田奈央)
  • インスリン分泌不全者の2型糖尿病発症危険因子の解明:コホート研究
    (H25-26年度 文部科学省科学研究費補助金 研究活動スタート支援 研究代表者:森本明子)
  • 糖尿病患者における血糖管理と生活の質(QOL)に関する影響
    (H25-26年度 文部科学省科学研究費補助金 若手研究(B) 研究代表者:園田奈央)
<事業>
  • 糖尿病予防・療養技術向上支援事業
    (H24-25年度 滋賀県糖尿病診療連携体制整備事業)
  • 糖尿病患者の要介護予防状態と日常管理に関する滋賀県下全域での啓発活動
    (H24-26年度 滋賀県介護予防推進交付金事業)

その他の主担研究

  • 喫煙歴を有する全入院患者への電子カルテ管理禁煙支援プロトコール開発と看護介入効果
    (H21-23年度 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究代表者:宮松直美)
  • 手術後の疼痛緩和と皮膚知覚低下との関連
    (H21-22年度 文部科学省科学研究費補助金 若手研究)
  • 重心動揺の新たな危険因子としての潜在的動脈硬化-頸静脈超音波検査にわる検討-
    (H19-20年度 文部科学省科学研究費補助金 基盤研究C)
  • 消化器癌患者における抑うつ傾向と術後疼痛知覚・疼痛管理との関連
    (H18年度 安田記念医学財団癌研究奨学金)

分担研究・研究協力

  • 長寿科学研究開発事業
    「要介護高齢者半減を目指した日常生活動作指標の開発とテーラーメイド型介入方法の検証」
    (平成28-31年度 日本医療研究開発機構(AMED)長寿科学研究開発事業 研究代表者:荒井秀典):分担研究者
  • 科学研究費助成事業
    「効果的で継続しやすい介護予防プログラムの開発とシステム構築」
    (平成28-33年度 文部科学省科学研究費補助金 基盤B 研究代表者:村田伸):分担研究者
  • 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業
    「社会的要因を含む生活習慣病リスク要因の解明を目指した国民代表集団の大規模コホート研究:NIPPON DATA80/90/2010」
    (H25-29年度 厚生労働科学研究費補助金 研究代表者:三浦 克之):分担研究者
  • 科学研究費助成事業
    「脳梗塞予防のための水分摂取のリスクとベネフィット:ガイドラインへの提言を目指して」
    (H25-27年度 文部科学省科学研究費補助金 基盤研 研究代表者:西川 智文):分担研究者
  • 長寿科学総合研究事業
    「未受診・未回収対策を含めた介護予防標準化に向けたテーラーメイド型介護予防法の開発」
    (H24‐26年度 厚生労働科学研究費補助金 研究代表者:荒井 秀典):分担研究者
  • 日常的な健康度を指標とした都市コホート研究:神戸トライアル
    (H24-28年度 追跡調査 先端医療センター研究所 先制・予防医療開発部 コホート研究チーム 研究代表者:岡村智教):分担研究者
  • 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業
    大規模コホート共同研究の発展による危険因子管理の優先順位の把握と個人リスク評価に関するエビデンスの構築
    (H23-26年度 厚生労働科学研究費補助金 研究代表者:岡村智教):研究協力者
  • 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業
    「慢性期ハイリスク者、脳卒中および心疾患患者に適切な早期受診を促すための地域啓発研究」
    (H23-25年度 厚生労働科学研究費補助金 研究代表者:宮本 恵宏):分担研究者
  • 循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業
    「未受診者対策を含めた健診・保健指導を用いた循環器疾患予防のための地域保健クリティカルパスの開発と実践に関する研究」
    (H20-22年度 厚生労働科学研究費補助金 研究代表者:岡村智教):研究協力者
  • 肥満を伴わない循環器疾患危険因子集積者を対象とした非薬物療法の開発
    (H20-22年度 循環器病研究委託費 研究代表者:岡村智教):研究協力者
  • 超急性期脳梗塞患者の救急搬送及び急性期病院受け入れ体制に関する実態調査研究
    (H19-21年度 厚生労働科学研究補助 研究代表者:木村和美):分担研究者
  • 疾病予防サービスに係わるエビデンス構築のための大規模コホート共同研究
    (H17-20年度 厚生労働科学研究補助金 健康科学総合研究事業 研究代表者:上島 弘嗣):研究協力者