■ 最優秀 榎本 昌光 |
研究テーマ |
杆体一色覚における錐体サイクリックヌクレオチド依存性カチオンチャネルの研究 |
研修施設 |
滋賀医科大学 生化学・分子生物学講座(分子病態生化学) |
指導教員 |
扇田 久和 教授、上山 久雄 准教授 |
推薦理由 |
分子生物学の手法を学びながら、CNGA3の約40種類の変異分子を作成した。これらの分子の細胞膜での発現様式を詳細に検討し、機能との関係を解析している。時間と労力をかけ丁寧な結果を出しており、賞賛に価する。この研究により発見したこれまでにない新しい点を強調すれば、よりすばらしいレポートになったと考えられる。 |
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■優秀 西野 裕香、 野土 希実 |
研究テーマ |
マウス、ヒト心筋組織におけるプリオン陽性細胞の探索 |
研修施設 |
滋賀医科大学 生理学講座(細胞機能生理学) |
指導教員 |
尾松 万里子 准教授 |
推薦理由 |
プリオン蛋白が心筋前駆細胞に発現していることを手がかりに、新しい細胞を組織中で同定する意欲的な研究である。まだ証明しなければならない点は多く残っているが、両者はそれぞれマウスとヒトで同様な細胞を同定しており、今後の展開が期待される内容である。可能であれば、今後もこの研究に参加してほしい。 |
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■ 優秀 細尾 真奈美 |
研究テーマ |
女性医師のワークライフバランス ― 卒後15年間の私の場合 |
研修施設 |
滋賀医科大学 社会医学講座(公衆衛生学)、 東京大学医科学研究所 |
指導教員 |
三浦 克之 教授(滋賀医科大学)、 上 昌広 教授(東京大学) |
推薦理由 |
テーマの設定から自分で考え、色々なことに挑戦する姿勢は高く評価できる。自分の特徴を分析し他人にアピールする能力に秀でており、また自分の体験やそこから得た自分の考えをまとめる能力も優れている。今まで読んだレポートの中でも飛び抜けて秀逸であった。レポートを読んで、感動したのは初めてであった。ただし、やや断定的な部分もあり、多少の違和感も感じた。 |
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■ 選外ではあるが興味深かったレポート 西村 璃乃 |
研究テーマ |
SUMSメディカルミュージアムの向上について |
研修施設 |
滋賀医科大学 病理学講座(疾患制御病理学) |
指導教員 |
小笠原 一誠 教授 |
推薦理由 |
本学のメディカルミュージアムの展示物を一般の人にもわかりやすく展示する試みで、悪性黒色腫を取り上げた。小学生にも説明し、アンケート調査を行っている点が興味深い。小学生、中学生では白血病に興味を持っている人が多いことがわかった。医学的な話をわかりやすく説明することはどういうことかを充分に学べたと考えられたので、追加でコメントした。 |
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