学生実習

  東近江総合医療センターの学生実習

 総合内科学講座・総合外科学講座では、滋賀医科大学医学部5回生のクリニカルクラークシップを受け入れています。学生は1班5名前後のグループが年間で約23班、2週間に及び東近江総合医療センターで、主に地域医療に関する実習を行います。
 学生実習の1日は8時からの朝カンファレンスから始まります。前日に入院した患者さんの症例を検証しながら、特徴的な症状や画像から、診断に至る過程を学びます。上級医たちの間で飛び交う医学用語や略語の意味を質問されたり、説明を求められたりしながら、カンファレンスは進んでいきますが、ここでわからなかった用語や疑問は、その場で解決できるように、カンファレンス終了後に30分の"質問タイム"を設け、知識の定着が習慣づけられるような取り組みを行っています。その後は1人ずつ各診療科に別れてコース別実習に臨みます。この2週間の実習の合間には、週に一度のスキルスラボ実習で挿管手技からエコー検査、内視鏡や腹腔鏡の各種シミュレーターを用いてトレーニングを行ったり、専門医によるミニレクチャー、症例発表など、ここでの学びがひとつのパッケージとして完結できるよう、様々な工夫をしています。

 8:00〜9:00

朝カンファレンス

9:00〜9:30

質問タイム

9:30〜12:00

コース別実習/スキルスラボ

12:00〜13:00

昼休憩

13:00〜15:00

コース別実習

15:00〜15:30

ミニレクチャー/総括



毎朝カンファレンス


  このカンファレンスは、内科系の専門医同士が直接議論するので、内科全体の幅広い知識と専門的な知識の両方を身につけることができます。その中で生じた不明点・疑問点は、カンファレンス終了後に10分間のQ&Aの時間を設けており、曖昧な知識の整理と問題解決に役立っています。また、実習最終日には、10分間の症例発表の時間を設けており、プレゼンテーション力の育成の場としても活用しています。

 

 

コース別実習


  学生1名に対し、指導医1名が指導する「マンツーマン」形式で、2週間の実習中毎日異なる15の診療の中からローテーションします。外来や病棟見学、オペの助手など診療科によって内容は異なりますが、「1対1の個別指導は先生との距離も近く、質問しやすい」「毎日異なった診療科で実習するので、新鮮な気持ちで取り組める」「大学病院と違った市中病院の雰囲気が体験できる」と好評です。

 

 

スキルスラボ


  毎週木曜日の9:30〜10:00はスキルスラボでの実習です。1週目は外科の指導医が内視鏡手術ドライボックスおよびバーチャルシミュレーター(LAP Mentor)を用いて、鏡視下手術の基本手技に触れる指導を行い、2週目は内科の指導医が呼吸音聴診シミュレーターを使って、正常呼吸音と異常呼吸音の聴き分けのトレーニングを行なっています。(2019年度より、心音聴診シミューレーター導入予定)

 

 

ミニレクチャー/総括


  月曜日から木曜日の15:00〜の30分間はミニレクチャーと、毎週金曜日は1週間を振り返る総括の時間です。ミニレクチャーでは、指導医による各専門分野の講義を、総括では1週間を振り返る「週間レポート」の提出と毎日の診療科からの「実習評価表」を提出します。この「実習評価表」は、医学知識・実習態度・医学生としてのマナーの3項目を指導医が5段階で評価、さらに「良き医師となるための一言アドバイス」には、学生へのダイレクトメッセージが記入されます。逆に「週間レポート」で診療科での実習を学生が評価するシステムとなっており、学生と診療科が相互に評価することで、有意義な実習となるような工夫をしています。

 

第9班学生