朝カンファレンス

 

平日8:00〜9:00までの朝カンファレンス

 総合内科学講座では、平日毎朝8時よりカンファレンスを開いています。参加者は内科系医師全員と初期研修医(東近江総合医療センターオリジナル研修医のほか、滋賀医科大学附属病院研修医、近江八幡市立総合医療センター研修医を含む)、当院実習中の滋賀医科大学医学部5回生(3名)の総勢約30名によるカンファレンスです。
 カンファレンスでは前日入院患者と夜間救急搬送患者のレビューに加えて、毎週木曜日には週間入院患者のレビュー、毎週金曜日には指導医や研修医、学生のプレゼンテーションを行っています。不明熱や稀な症例に対する早期診断、また様々な合併症を有する治療選択などを議論・共有する場として活用するほか、研修医や学生の教育的カンファレンスとして位置付け、質疑応答のよるコミュニケーション力の養成、ミニレクチャーを通じたプレゼンテーション能力の伸長など、次世代の医師の育成に朝カンファレンスは重要な役割を果たしています。
 

プレゼンの内容  学   生:4週間の実習で担当した症例のまとめ
         研修医:研修中に印象の残った症例
         医 長:専門分野のレクチャー

 朝カンファレンスに参加した学生の感想

医学部5回生も2週間の実習中は毎日、朝8時からの朝カンファレンスに参加しています。
学生は単に参加するだけでなく、カンファレンス中に質問を投げかけられたり、意見を求められたりする中で、「自分は何がわかっていなかったか」とメモを取る能動的な姿勢がみられたり、質問力が身についたりと、教育面においても重要な役割を果たしています。
また、カンファレンス終了後には、あやふやな知識や疑問、不明な略語や医学用語をその場で解決できるように、中堅指導医による15分程度の質問時間を設けており、知識の整理や問題解決に役立っています。
 

モチベーションUP!

朝カンファレンスでは、診療科をまたがった症例をシェアすることで、患者さんの全身を知ることができました。特に様々な疾患を持つ高齢者の方が多い東近江では、このカンファレンスがとても重要な位置付けを持つように感じられました。毎日の知識の積み重ねで、それぞれの先生が診断力を上げていらっしゃるところを目にし、モチベーションがあがりました。

緊張感のある朝カンファ

毎日の朝のカンファレンスは、学生が理解しているか確認される緊張感もありましたが、その分集中して様々な疾患について調べながら学ぶことができ、今までに回った全診療科のカンファの中で最も有意義でした。

専門医の意見が聞ける

朝カンファでは、毎日各専門医の意見が聞けて大変勉強になりました。総合的な能力を高めるのに、本当にいいシステムだと思いました。

専門の先生から専門の視点で教えていただけることが嬉しかった。

専門の先生が意見を出し合って、総合的に患者さんを診る形が大学では経験できないので勉強になった。

各診療科の連携

大学では診断がついている患者さんを診ることが多かったが、東近江では朝のカンファレンスで診断をつけていく過程を見ることができた。多くのドクターが加わっているので、大学のカンファレンスよりも、いろいろな意見が出ていて面白かった。

毎朝のカンファレンスは、各診療科が横断的に症例を報告するのが印象的であり、診療科によってドクターの視点の違いが聞けて勉強になりました。

発表の機会

朝カンファレンスで発表の機会を頂けたことは、大変良い経験で勉強になりました。

金曜日の発表の準備は大変で、先生方の期待に沿えるようなクオリティにはできなかったかもしれませんが、この取り組みは今後の糧になると思います。

プレゼン発表では反省点も多かったが、先生方のコメントが温かく、励まされた。

疑問の解決がその場でできる!

朝のカンファレンスから実習がスタートし、頭は朝からフル回転。わからない略語等がありましたが、質問の時間をとっていただいているので、よくある「あとでやろう」にならずに済みました。また、わからない単語を書き留める癖がつき、普段の大学のカンファレンスよりもしっかり聞けたように思います。