東近江内科集中セミナー

第5回東近江内科集中セミナー2018

平成30年9月15日(土)12:30〜18:00
東近江総合医療センター きらめきホール

 秋雨前線の影響でパラパラと小雨が降りしきる中『第5回東近江内科集中セミナー2018』が開催されました。
 研修医27名(学生1名を含む)と院内・院外の医師25名の計52名の参加者のもと、東近江総合医療センター院長の井上先生、副院長の目片先生、滋賀医科大学医師臨床教育センター副センター長の小牧先生、県立総合病院消化器内科長兼レジデントセンター長の松村先生の開会挨拶を皮切りに、座学4講義、ハンズオン2講義のプログラムで実施しました。
 最初の講義は救急科部長の五月女先生による『救急車は怖くない〜救急初期対応実習〜』。冒頭、「当直の夜に救急車がきたら怖いよね?僕も若い頃、救急車が来るのが怖くて怖くて仕方がなかった」との五月女先生の問いかけに対し、うんうんと頷きながら耳を傾ける研修医を前に、いかに焦らず、慌てず、正確に、救急隊から入る情報をもとに準備すべき処置を想定しながら対応していくべきか、本番さながらのドラマ仕立てでの演出で講義を行いました。一緒に演じてくれたのは、このセミナーの卒業生でもあり、東近江総合医療センター初期研修医第1号の武村先生(現・京都第二赤十字病院救急科医師)で、武村先生からは研修医時代に数多くの救急対応に触れておくようにとのアドバイスもありました。

実際に触ってみよう!ハンズオン!

 『心エコーハンズオン』では、比較的エコーの取りやすい方の心臓と少し難しい方の心臓の2人の被験者さんにご協力いただいて、心エコーのコツを伝授してもらいました。
 検査技師さんの「息を吸ってください」「ゆっくり吐いてください」と声をかけるタイミングなどは、シミュレーターでは経験できないことだけに、この貴重な体験をものにしようとベット周りにはたくさんの研修医が取り囲みました。
  第5回目を迎えた今回のセミナーも、滋賀医科大学医学部附属病院や東近江総合医療センターの研修医だけでなく、県立総合病院や近江八幡市立総合医療センターの研修医も交えた賑やかなセミナーとなりました。また、武村先生のようにこのセミナーの卒業生が今度は講義する立場となって帰ってきてくれたことも、我々主催者側にとっては嬉しいことです。
 会終了後の意見交換会でも、県内の研修医同士が互いに交流する場面も見られ、このセミナーを契機に、今後も交流を深めていくことを約束して閉会いたしました。
 休日の中ご参加下さいました皆様、このセミナーにご協力いただいた皆様方に、この場を借りて厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

終了後の記念撮影

腹部エコーハンズオン

心エコーハンズオン

 プログラム

1.救急車は怖くない〜救急初期対応実習〜

救急科部長(総合内科学講座准教授)  五月女隆男先生

京都第二赤十字病院 救急科医師    武村 秀孝先生

2.ネコでもわかる腎生理

総合内科部長(総合内科学講座准教授) 杉本 俊郎先生

3.病態に迫る救急画像診断〜Case based review〜

放射線科医師(総合内科学講座非常勤講師)井上明星先生

4.腹部エコーハンズオン

消化器内科チーム

5.心不全のABCD

循環器内科部長(総合内科学講座准教授)大西 正人先生

6.心エコーハンズオン

循環器内科チーム

開会挨拶

井上修平先生

 開会挨拶

目片英治先生

開会挨拶

 小牧史明先生

開会挨拶

 松村和宜先生

総合司会

 辻川知之先生

 
講師

 五月女先生・武村先生

講師

 杉本俊郎先生

 
講師

 井上明星先生

講師

 大西正人先生

講師

 田中妥典先生

『感情に流されず、知識を決断と行動へ』東近江総合医療センター1年目研修医 五島隆太

 この度は貴重な休日にこのような学びの機会を頂き、誠にありがとうございます。東近江内科集中セミナーは、知識を医療現場でいかに決断と行動へ繋ぐかの橋渡しになる非常に有意義な研修だと思いました。
 セミナーは主に実演と講義に分けられます。実演はエコーの基本的なviewの描出から正常と病態の比較をして、現場で判断できる目を肥やす貴重な機会となりました。講義は知識から実践へ焦点を当てたものと、知識の背景や理由に重点を置いた2型に分類できると思います。この感想文では主に初期研修医の立場から、怖いなどの感情に揺さぶられる医療現場で、知識を行動へといかに昇華させていくかに焦点を当てた五月女先生の講義(『救急車は怖くない〜救急初期対応実習〜』)の面白さに簡単に言及し、日々の診療に活かす抱負を固めることを主旨とします。
 このセッションでは、目の前の患者を「死なせない」為にどんな生理学的徴候も見逃さないのが骨子になると思いました。しかし、人の生死を分かつ現場では精神面で焦り、戸惑い、恐怖などの感情が医療従事者に襲い掛かります。このような中で、生理学的な徴候を見逃さないというのは極めて難しいと、働き始めて日々思っていました。
 しかし、先人が構築してきた手順を守ることが感情を揺さぶられる現場でも、行動できる道筋となることを学びました。「気道、呼吸、循環、意識」を把握するために、「情報、収集、視診、聴診、打診、触診」の手順を踏む。情報収集、視診では良く観るために病態発生を受傷起点、発症起点から推察し鑑別疾患を構築する。医師も人間である以上、感情に揺さぶられないことなどありえません。学んだことを繰り返し、できたことに喜び、そして感謝し、できなかったことを反省し、改善していくことが判断と行動を育むのではないかと改めて思います。私はそんな医師でありたいと思います。重ね重ね貴重な学びの機会をくださり、ありがとうございました。
 

『第5回東近江内科集中セミナー2018に参加して』滋賀医科大学医学部附属病院(Cプログラム)研修医1年目 吉田 恵里奈

 2018年9月15日東近江総合医療センターで行われたセミナーに参加しました。
 1つ目は、五月女先生と武村先生による救急初期対応のレクチャーでした。初期対応のABCDの診方、考え方をデモンストレーション形式で学びました。実際の画像も提示され、どういった対応をしていけばいいのかの道筋を知ることができました。これからの救急対応に活かしていければと思います。
 2つ目は、杉本先生による腎臓生理の話でした。動物は各々が腎臓を持っていて、どういった形で進化してきたのかなど楽しく腎臓について学ぶことができました。そしてより勉強していかなばと思わされました。
 3つ目は、井上先生による画像読影のPoint、pit fallにハマらないためのTipsでした。実際の画像をみてどういった所見があるのかを考え、どういう落とし穴が隠れているのかを学べました。今後画像をみていく際に肝に銘じていこうと思います。
 4つ目は、消化器内科チームによるエコーハンズオンです。実際に先生がエコーされる時の流れを学べ、画を出すためのpointを知ることができました。またエコーの練習もしていきたいと思いました。
 5つ目は、大西先生による心不全のABCDです。ガイドラインに沿って、症例を会話形式で学んでいくことができました。その後、田中先生と検査科の池上さん、島池さんによる心エコーハンズオンもあり、実際技師さんが行うエコーの流れを知り勉強になりました。
 今回、半日間で内科のあらゆる先生のレクチャーを受けることができ、今後の研修に役立つ多くの事が学べました。今回学んだ事を活かしていけるよう日々精進したいです。
 このようなセミナーを開催していただき、演者の先生方、関係者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。また第6回も開催されることを期待しております。

滋賀医科大学 総合内科学講座

Comprehensive Internal Medicine

第4回東近江内科集中セミナー2017

平成29年10月28日(土)12:30〜18:00
東近江総合医療センター きらめきホール

 総合内科学講座は東近江総合医療センターとの共催で、初期研修医を対象とし『第4回東近江内科集中セミナー』を開催いたしました。
 講義内容は下記の7本立て。臨床の中で必ず遭遇する様々なケースを想定しながら、エビデンスに沿った対応を各専門医からレクチャーしました。
 『糖尿病ケトアシドーシスの初療』の講義では、呼吸性、代謝性、酸塩基平衡の解釈の仕方を、『気管支喘息の初療』の講義では夜間に発症する重積発作の対応法を、『これで完璧‼︎栄養投与量の求め方』の講義では、なかなか勉強する機会の少ない入院患者さんの栄養投与量の計算の仕方など、どの講義も明日からの診療に役立つ内容でした。

実技もあり!

 また、『腹部エコーハンズオン』では参加者全員が上級医に指導を受けながら実際にエコーを操作し、『心エコーハンズオン』ではモニター画面をスクリーンに拡大して操作のコツや見方のアドバイスが。さらに『神経診察神経学所見の取り方』では、実際の患者さんにご協力いただきながら診断をつけていく過程をシュミレーションしました。
 最後の『腸閉塞の画像診断』では、腹痛を主訴に駆け込む救急外来の患者さんの約2%、外科外来や紹介患者さんの約20%が腸閉塞症であるという報告があるにもかかわらず、研修医が苦手意識を持っている腸閉塞の診方を取り上げました。
 セミナー終了後のアンケートでは、「今回聞いた他の臓器のシリーズも聞きたい」「自己学習では難しかったので、今日来て良かった」との感想が寄せられました。
 
 第4回目を迎えた今回のセミナーでは、本学医学部附属病院や東近江総合医療センターの研修医だけでなく、県立成人病センターや近江八幡市立総合医療センターの研修医も含めて総勢31名(一部学生含)が参加する賑やかな勉強会となりました。
 また医師臨床教育センターからは川崎先生、小牧先生、県立成人病センターからは松村先生にもご参加いただき、研修医を応援していただきました。被験者の方も含めて、このセミナーにご協力いただいたすべての方にこの場を借りて、厚くお礼申し上げます。ありがとうございまいした。

 

終了後の記念撮影

みなさん真剣です!

会場いっぱいの熱気!

 プログラム

1.糖尿病性ケトアシドーシスの初療

糖尿病・内分泌内科医師(総合内科学講座客員助手)  中泉伸彦先生

2.気管支喘息の初療

呼吸器内科医師(総合内科学講座助教)  和田 広先生

3.これで完璧!栄養投与量の求め方

消化器内科医長(総合内科学講座講師)  伊藤明彦先生

4.腹部エコーハンズオン

消化器内科チーム

5.神経診察神経学所見の取り方

内科診療部長(総合内科学講座客員准教授)  前田憲吾先生

6.心エコーハンズオン

循環器内科チーム

7.苦手な腸閉塞の診断を系統的読影法で克服する!

放射線科医師(総合内科学講座非常勤講師)  井上明星先生

開会挨拶

井上修平先生

 開会挨拶

川崎 拓先生

総合司会

 前野恭宏先生

講師

 中泉伸彦先生

講師

 和田 広先生

 
講師

 伊藤明彦先生

講師

 前田憲吾先生

 
講師

 井上明星先生

滋賀医科大学 総合内科学講座

Comprehensive Internal Medicine

 第3回東近江内科集中セミナー2016

平成28年10月15日(土)12:30〜17:30
東近江総合医療センター きらめきホール

 総合内科学講座は東近江総合医療センターとの共催で、初期研修医を対象とし『第3回東近江内科集中セミナー』を開催いたしました。
 講義内容は下記の7本立て。今年はベテラン医師によるバラエティに飛んだ内容の講義内容で、参加した研修医24名は必死にメモを取っていました。
 中でも辻川知之先生の『消化器医からみたクスリのリスクー悪化は病気のせい?それともー』では、医師が患者さんに薬を処方する場合、適応する疾患は何か、どの程度効くのか、副作用や注意すべき点は何かなど、実際にあった7つの症例をもとに、投与の前後の検査データの比較や発症した副作用について、レクチャーを行いました。研修医からは「知らないこともたくさんあり、処方の際には添付文書もしっかり目を通そうと思った」との感想が寄せられました。

毎年人気のハンズオン!

 また、『心エコー』や『腹部エコー』のハンズオンでは、専門医に指導を受けながらエコーの扱い方や見方について模擬診察をしました。診察台の周りには参加した研修医ばかりでなく、指導医の先生も集まってモニターを覗き込むシーンが印象的でした。
 
 セミナーには研修医以外にも、医師臨床教育センターの西田先生、小牧先生、JCHO滋賀病院の有村副院長先生にもご参加いただきました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。ありがとうございまいした。

 

集合写真

会場の様子

腹部エコーハンズオン

  プログラム

1.急性血液浄化法をもっと身近にしてみよう

救急科部長(総合内科学講座准教授)  五月女隆男先生

2.症例を学会で発表したら論文を提出しよう

総合内科部長(総合内科学講座准教授)  杉本俊郎先生

3.消化器医からみたクスリのリスク

副院長(総合内科学講座教授)  辻川知之先生

4.せっかく取った心電図、死んでんゾー

循環器内科部長(総合内科学講座准教授)  大西正人先生

5.心エコーハンズオンセミナー

循環器内科医長(総合内科学講座非常勤講師)  田中妥典先生

6.緊急で見逃してはいけない画像所見

放射線科医長(総合内科学講座非常勤講師)  居出健司先生

7.腹部エコーハンズオンセミナー

腹部チーム(消化器内科)

開会挨拶

井上修平先生

 開会挨拶

西田保裕先生

総合司会

 大西正人先生

講師

 五月女隆男先生

講師

 杉本俊郎先生

 
講師

 辻川知之先生

講師

 田中妥典先生

 
講師

 居出健司先生

滋賀医科大学 総合内科学講座

Comprehensive Internal Medicine

 第2回東近江内科集中セミナー2015

平成27年10月17日(土)12:30〜18:00
東近江総合医療センター きらめきホール

 総合内科学講座は東近江総合医療センターとの共催で、臨床研修医を対象とし『第2回東近江内科集中セミナー2015』を開催いたしました。
 第2回目となった今回は、「救急の初療で役立つ内容」をテーマに、若手医師から中堅の医師まで総勢9名の講師によるレクチャーや実演があり、参加した研修医からは多くの質問が投げかけられていました。
 12:40から始まった講義では、「今さら聞けない」診療のポイントや押さえておきたいキーワードといった基本的な用語から、最新の医学定義、または腹部エコーや画像診断のポイントなど、座学から実技まで変化に富んだ内容で、約6時間たっぷり有意義で充実した時間を過ごしました。
 特に外部講師としてお招きした東近江あいとう診療所長の横田哲朗先生の『家に帰るということ』の講義では、今注目されている在宅医療の現状についてお話があり、「地域の中核病院と地域のかかりつけ医がいかに連携して地域医療を支えていくべきか」を考える良い機会となりました。
 また、放射線科医長の居出健司先生の『救急画像診断のポイント』の講義では、画像を見ながら診断をつけていく過程や見逃してはいけないポイントについてレクチャーがあり、
研修医ばかりでなく参加した医師達も食い入るように画像を覗き込んでいました。
 
 セミナーには研修医以外にも、医師臨床教育センターの西田先生、JCHO滋賀病院の有村副院長先生にもご参加いただきました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。ありがとうございまいした。

 

集合写真

会場の様子

救急画像診断のポイント

  プログラム

1.脳梗塞診療のポイント

神経内科医師(総合内科学講座客員助手)  杉原芳子先生

2.三次だけでなく二次にも手を出そうー予防医療

総合内科医師(総合内科学講座客員助手)  一岡慶紀先生

3.腹部エコーデモンストレーション

消化器内科医師(総合内科学講座客員助教) 岡山千尋先生・水田寛郎先生

4.結核を見逃さないために

呼吸器内科医師(総合内科学講座客員助手)  坂下拓人先生

5.Key Wordsで見逃さない!内分泌緊急症‼︎

糖尿病・内分泌内科医師(総合内科学講座客員助手)  堀川 修先生

6.家に帰るということ

東近江市あいとう診療所 横田哲朗

7.どう対応する?救急でみる消化器疾患

消化器内科医師(総合内科学講座客員助教)  藤本剛英先生

8.救急画像診断のポイント

放射線科医長(総合内科学講座非常勤講師)  居出健司先生

講師

杉原芳子先生

 講師

一岡慶紀先生

講師

 岡山千尋先生

講師

 坂下拓人先生

講師

 堀川 修先生

 
講師

 横田哲朗先生

講師

 藤本剛英先生

 
講師

 居出健司先生