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Campus life
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SETA DAYORI No. 10
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入学して間もなく新入生宿泊研修があり、看護学科
で男子一人の僕は、正直まだ話せる人が少なくとても
不安でした。ですが、飯ごう炊さんを通して今まで話
せなかった人とも話すことができ、嬉しかったです。
懇談会においても、みんなの自己紹介を聞いて趣味の
合う人を探したり、実際に話したりして充実した時間
を過ごせたと思います。
しかし、講義に関しては少し思うところがあります。
ためになる講義ばかりだということは理解しています
が、やはりいくつも続くと集中力がもたない人も現れ、
全体として講義を聞くということができていなかった
と思います。 2 日間であの量の講義を行うことは少し
無理があるのではないかと思います。
また、事前に配付されていたタイムテーブル通りに
進まなかったことも改善を要する点だと思います。バ
スの移動が予定より30分長く、その影響で飯ごう炊さ
んの時間を大幅に削り、講義は予定通りに行うという
進め方に疑問を持つ学生も多くいました。バスの移動
時間は予測できるものだと思いますし、忙しさで集中
力が欠けた状態で講義を受けても、先生方に失礼だと
思いました。
医学科においても看護学科においても、友好関係を
深めるという点ではこの宿泊研修はとても意味のある
ものだと感じました。これらの点をもう少し見直すこ
とで、よりよい宿泊研修になると思います。
入学して間もなく
行われた宿泊研修。
入学できた喜びと新
しい環境への不安を
感じつつバスに乗り
込み、 1 時間ほどし
て雄大な自然に囲ま
れた休暇村近江八幡に到着しました。
着いてすぐに取り組んだ飯ごう炊さんは、顔を合わ
せたばかりの10人が自己紹介するところから始まった
のですが、火をおこしたり野菜を切ったりなどを協力
して行ううちに緊張がほぐれ、カレーライスが出来上
がる頃にはすっかり打ち解けることができました。
その後は、哲学や、タバコ・飲酒・薬物の害、犯罪
被害者の遺族の方の講演等々、様々な講義を受けまし
た。その中で私が一番心に残っているのは、 2 日目の
ワークショップです。どのような医療人になりたいか、
またそのために学生時代にできることは何かというテ
ーマのもとディスカッションしました。考えをまとめ
ていくうちに、これから自分は医療人になるという自
覚を持つことができ、これからの大学生活をどう過ご
すべきかを考え直す良い機会になりました。
今回の研修をきっかけにできた人とのつながりや、
感じたこと考えたことを核としながら、これからの大
学生活を有意義なものにしていきたいと思います。
看護学科第 1 学年
井尾 風馬
医学科第 1 学年
雪上 晴加