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キャンパスライフ |
Campus life
勢多だより
No. 10
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暖かな春の陽気に包まれた 4 月、期待と緊張で迎え
た入学式。そんな入学式からほとんど日を置かずして
新入生宿泊研修を迎えました。入学後の数日間、編入
生同士でしか会話していなかった私は、話したことの
ない 1 年生と同じ班で活動することに不安しかありま
せんでした。
休暇村に到着して早々、飯ごう炊さんの班に分かれ
てカレーを作りました。役割分担をして作業する中で、
1 年生のみんなとも冗談を言い合うぐらい仲良く話せ
るようになっていました。その後行われた看護学科の
懇談会では一人一人自己紹介を行いました。地元が同
じ人、趣味が合う人を見つけることができ、お互いを
知る良い機会になりました。
2 日間の講義では、滋賀県の歴史や観光地、医療人
としてのマナー、薬害と飲酒、さらには人権について
などの講義がありました。どの講義も非常に興味深く、
良い学びを得ることができました。
今回の宿泊研修を通して新入生同士の親睦を深める
ことができました。これから 2 年間と短い学生生活で
はありますが、その 2 年間が有意義なものになるよう
にしたいと思います。
入学式が終わり、
ばたばたとしている
うちに始まった宿泊
研修。バスで田んぼ
道をしばらく行く
と、緑に囲まれた休
暇村が見えてきまし
た。名簿の近い人と少し話しただけだった私はとても
緊張していましたが、飯ごう炊さんが始まるとすぐに
打ち解けることができました。午後からはあいにくの
雨でしたが、滋賀の魅力についての講義では、ずっと
滋賀に住んでいる私も知らない滋賀の歴史や観光地を
知ることができました。県外から来ている友達を誘っ
て行ってみたいと思います。懇談会以後は、入浴や晩
御飯の時などに友達の友達とも話す機会が多く、みん
なでわいわい楽しく過ごせました。
翌日は喫煙や飲酒、命の大切さについての講義を受
けました。喫煙や飲酒は、マナーやルールを守らなけ
れば、自らの健康に悪影響を与えるだけでなく、周囲
の人にも迷惑がかかるということを再認識することが
できました。命の大切さについての講義では、被害者
側の悲痛な思いを聞くことで、普段の生活においても、
相手の立場で物事を考え、思いやりを持って行動しよ
うと改めて思うことができました。
また 2 日間ともに、医療人としてのマナーという講
義を受け、受験が終わり浮かれていた私は、自分が目
指す医療人というものをもう一度考え、充実した 4 年
間になるよう努めようと思いました。
看護学科第 3 年次編入
寺尾 彩貴子
看護学科第 1 学年
稲垣 玲奈