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16世紀のフランスの思想家モンテーニュは、プラトンやアリストテレス等の古典哲学に造詣が深く、後世のデカルトやパスカルにも大きな影響を与えた人物でした。しかし、彼は人間のもつ能力や判断力に対し常に懐疑的でもありました。「私は何を知っているのか?」というのが彼のモットーであったと言われています。いくら豊富な学識を得ても、人間を理解することは容易ではありません。
 解剖学は医学の基礎です。そして人間を理解する1つの方法論です。新しく発見する喜びは科学全般に共通してあることで、解剖学も例外ではありません。先端技術を用いて、いままで分からなかったことが解明されるようになりました。解剖学者が大切にしていることをもう1つあげると、一見して特別なことは何もない事象の中に潜む美しさを見いだすことではないでしょうか。私どもの教室では「統合的に人体構造をとらえる」ことを念頭におきながら、教室員一人一人が自由なテーマを設定して研究・教育に取り組んでいます。 

[解剖学講座 主任教授 工藤 基]


2012/5/17
学生向け資料に自主研修資料を追加しました

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