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あるとい 体制を取っ ます。

病院長:

現在、 多職種連携の

と、 看護師の特定行為

でいます。 2025年から

35

年と言わ

れますが そこにかけてかな

看護師やメディカルスタッフが

なります。 とても医師だけでは足り

せんので、 そういうチームづくりを滋

賀県と一体となってやっていかなくて

はならないと感じています。 今はどう

しても出費だけが目立ちますが、 一定

のご理解をいただいて、 これが滋賀県

全域に広がっていくようにした と思

います。

知事 :

期待もしていますし、 是非我々

も協力して取り組んでいきたいと思

います。

学長 :

看護師が一部の医療行為を行う

ことが特定行為として、 昨年に研修制

度が始まりましたが、 滋賀医大は国立

大学の中で最初に研修機関の認定を

受けて、 平成

28

年度からスタートしま

した。

知事 :

以前は県外まで研修に行っても

らってい のではなかったでしょう

か。 滋賀医大でこういうことをやって

いただけると、 随分滋賀の人材養成が

進みますね。

病院長 :

非常にモチベーションの高い

受講生が集 ってい 、 県外からこち

らに移り ほどです。 修

録されまして、

特定行為ができる

地域医療の担い手

総合診療専門医

の育成に向けて

病院長 :

今、 一番期待されているのは在

宅医療も含めて、 総合医として地域を

診ることができる医師だと思います。

我々も受け皿としてまず病院 中で総

合的に られる医師を育てよう して

います。 国が今までそういう考え方で

医師を養成してこなかったため専門分

野ばかりにいってしまって、 地域医療

を担う病院が困っておられます。

知事 :

今度の新専門医制度の中では、 そ

ういう領域はどう位置づけられるので

すか。

学長 :

19

ある専門医の中の

19

番目が総

合診療専門医です。

病院長 :

本学でもプログラムを立ち上

げまして、 準備を始めようとしていま

すが時間がかかります。 他の地域、 例え

ば湖北とかいろいろなところでも同じ

ように立ち上げて、 滋賀県全体で医師

が育つようにして きたいと思ってい

ます。

知事 :

それは医科大学だけにお任せし

てやっていただくというのではなく、

むしろ一緒にやりたいと思い す。 役

疾病構造が変わってきて病院の機能分

化が進みますので、 大学病院、 いくつか

の基幹病院、 地域の病院や診療所が連

携し、 県と大学、 他のいろいろな機関と

のネットワークの中で、 どう役割分担

をしていくかがたいへん重要になって

います。

知事 :

まったく同感です。 病院ごとの、

また診療所などとの関係も大事になっ

てくるでしょう 、 地域や在宅で療養

生活をさ 作っていくた

けではなく様々

と連携した、 まさに

る関係が必要です。 し

の核になるのはどうしても

師になりますので、 そういう

役割を担っていける人材を、

滋賀医科大学で育てていただ

ければと思います。

もう一つ、 医師や看護師も

人間であり、 それぞれの人生、

生活がある中で、 そのライフ

プランやキャリアプランをサ

ポートするための滋賀県 師

キャリアサポートセンター

は、 とても有益有用だと考え

ています。

学長:

これは大学病院内に相

談窓口を開設して、 県と一緒

に進めさせて ただいていま

す。

知事 :

他の地域に誇るべき取り組みだ

と思っています。 一人ひとりに寄り

添って、 例えば興味、 関心、 専門分野、 ご

自身の家族や生活の悩みなども聴き

ながら、 どういう分野でどの地域で活

動したらいいのかを指南していただけ

る。 ややもすると医師は

24

時間365

日、 何かあった時に必ずいてくれるも

のだという意識を持ちがちなんです

が、 医師にもそれぞれの人生や生活が

SHIGA IDAI NEWS vol.27

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