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血液・悪性腫瘍グループ

担当者

多賀 崇
  • 日本小児科学会専門医・指導医
  • 日本血液学会専門医・指導医
  • 日本小児血液・がん学会専門医・指導医
  • 日本造血・免疫細胞療法学会認定医
  • 日本がん治療認定医
  • 日本小児がん研究グループ 血液腫瘍分科会 運営委員長
  • 日本小児がん研究グループ AML委員会 委員
  • 日本小児がん研究グループ 脳腫瘍委員会 委員
*専門疾患:急性骨髄性白血病(AML)
池田 勇八
松川 幸弘 日本小児科学会専門医

概要

県内の関連病院からの紹介患者さんを中心に、ほぼすべての小児血液疾患、腫瘍性疾患、免疫疾患などを診断から治療、退院後の長期フォローアップまで担当します。また、看護師はもちろん、薬剤師、理学療法士、栄養士などによる多職種が関わり、単に疾患の治療だけでなく、より健やかに成人になることを目的とした診療を心がけています。基本的に15歳までの小児が対象ですが、疾患によっては若年成人も担当します。
なお当グループは、日本血液学会専門医取得のための研修施設、および日本小児血液・がん学会の専門医研修施設(京都府立医科大学グループと連携)に認定されており、各種専門医の取得が可能です。

診療内容

当チームで実施するのは、診断と治療方針の決定、ならびに化学療法を中心とした集学的治療と退院後の長期フォローアップです。内科的な問題については当科の専門医チームに協力してもらい、外科的な治療は、小児外科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、耳鼻科など該当科に行ってもらうなど、数多くの専門医により全国レベルの質の高い医療を提供します。適応があれば、造血幹細胞移植も行います。化学療法による妊孕性障害が懸念される場合は、女性診療科との連携で、治療開始前に卵子凍結、精子凍結を行うこともあります。

主な対象疾患

すべての血液疾患と腫瘍性疾患の診療を行っています。
さらには造血幹細胞移植についても積極的に行っています。

  • 血液悪性腫瘍:白血病、悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群、ランゲルハンス細胞組織球症など
  • 非腫瘍性血液疾患:血球貪食性リンパ組織球症、血友病、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少症など
  • 免疫不全症:好中球減少症、原発性免疫不全症など
  • 固形腫瘍(悪性):脳腫瘍、神経芽腫、腎芽腫、肝芽腫、骨軟部腫瘍(骨肉腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫など)、胚細胞腫瘍など
  • 固形腫瘍(良性):血管腫、リンパ管腫など

また、日本小児がん研究グループ(JCCG: http://jccg.jp/)、日本小児がん研究グループ 血液腫瘍分科会(JPLSG:http://jplsg.jp/index.htm)CCLSG(小児癌・白血病研究グループ)のメンバーとして、これらのグループが推進する臨床試験や基礎研究に積極的に関わっています。特に多賀はJCCG内のAML委員として数多くの急性骨髄性白血病に対する臨床試験の研究代表者を、坂本はHLH/LCH委員として血球貪食性リンパ組織球症に対する臨床試験の研究代表者を務めています。