東近江がん診療セミナー

 

第55回東近江がん診療セミナー

令和4年2月3日(木)17:30〜 


 2月のがんセミナーは当院外科の仁科先生による『がん化学療法中に発症した急性腹症の検討』の発表と、当院人見副看護師長による『肺癌患者へのAPCを振り返って』の発表で開催しました。
 化学療法中の患者さんは、免疫低下や低栄養により、合併症が発生しやすい状態にあるといい、当院で経験した化学療法中の腹膜炎のうち、消化管専攻が原因の腹膜炎5例の原因と治療方法について発表がありました。まとめでは、化学療法中の腹膜炎の原因としては、分子標的薬の副作用や腫瘍の進行、化学療法による腫瘍縮小、感染の重症化などがあげられ、手術適応や手術時期、術式、術後管理についても配慮が必要であるとされました。
 第2部では肺癌患者さんへのACPについて発表があり、その後入院中に関わった緩和ケアチームや病棟看護師らによる追加説明とディスカッションが行われました。人見副看護師長からは、患者さんの社会的背景や治療経過について一通り説明があった後、患者さんが抱える「疼痛」「金銭面の不安」「家族の支援」といった問題への取り組み事例と反省すべき点が発表されました。長期間の入院となった場合、患者さんの状況は絶えず変化しており、それとともに患者さんの訴えも変化します。発表の最後では「ACPは患者さんが納得できる未来をその変化に合わせてより良いものにしていくことが重要だと考えています」と締めくくられました。
 
 来月3月のがんセミナーはおやすみ、次回『第56回東近江がん診療セミナー』は、2022/4/7(木)17:30〜内容・詳細は未定です。
★がんセミナーは会場とZoomの併用で開催。Zoom参加をご希望の方は、東近江総合医療センター地域医療連携室(E-mail:402-chikirenkei@mail.hosp.go.jp)までメールをお願いします。

坂野祐司先生

第1部座長

仁科勇佑先生

第1部演者

池上良子看護師長

第2部座長

 人見暢彦副看護師長

第2部演者

 会場の様子

 

第54回東近江がん診療セミナー

令和3年12月2日(木)17:30〜 


 12月のがんセミナーは『ストーマ』をテーマに、症例発表とストーマ管理(実技)の内容で開催しました。
 第1部では、当院外科の仁科先生による『腹壁再建を施行したS状結腸癌の1例』の発表で、腫瘍部摘出のため広範囲の腹壁欠損で縫合閉鎖が困難な場合でも、大腿筋膜皮弁による腹壁再建が行われた珍しい症例が発表されました。この症例は形成外科とのteam suregryにより良好なQOLを保つ手術が可能であるとし、長期生存のための根治切除を積極的に行った例で、第2部につながるストーマが造設された症例としても紹介されました。
 第2部ではストーマ造設後の管理について、皮膚・排泄ケア認定看護師の続宗看護師によるワンポイント・レッスン(実技)が行われました。ストーマのトラブルには化学的・物理的・生理的・医学的要因に分類され、トラブルの原因を見つけるには、剥がした装具の裏面を観察するとわかることがあるといいます。スライドで起こりがちなトラブルを一通り勉強したあとは、模型を使ってそれぞれのトラブルへの対処法や装具や保護剤の紹介、ちょっとした工夫など、30分の持ち時間目一杯を使ってを伝授していただきました。患者さんのQOL向上のためなら、自分の知っている知識はすべてお伝えしたい!と、少々時間が足りない様子ではありましたが、参加した医師からは「ストーマを造設した後の患者さんの細かなケアまでは意識が及んでいないことも多く、大変勉強になった」という感想もあり、専門分野だけでなく、多職種が集まることで得られる情報共有の重要性が再認識されたがんセミナーでもありました。
※ストーマのことでご相談等ございましたら、当院地域連携室までご連絡ください。(人工肛門外来第1・3月曜午後)
 
 次回『第55回東近江がん診療セミナー』は、2022/2/3(木)17:30〜内容・詳細は未定です。
★がんセミナーは会場とZoomの併用で開催。Zoom参加をご希望の方は、東近江総合医療センター地域医療連携室(E-mail:402-chikirenkei@mail.hosp.go.jp)までメールをお願いします。

大槻晋士先生

第1部座長

仁科勇佑先生

第1部演者

打越智子看護師

第2部座長

 続宗敬子看護師

第2部演者

 実演の様子

 

第53回東近江がん診療セミナー

令和3年11月4日(木)17:30〜 


 11月のがんセミナーでは『ACP』をテーマに、長浜赤十字訪問看護ステーション所長の垣見留美子先生による特別講演と当院のACPの事例紹介という内容で開催しました。
 『ACP(アドバンス・ケア・プランニング)』とは、将来の変化に備え、将来の医療およびケアについて、本人を主体にそのご家族や近しい人、医療・ケアチームが繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援するプロセスのことです。(日本医師会ホームページより抜粋)
 そうはいっても、患者さん(利用者さん)にどう聞き出せばいいのか、症状の悪化を前提に話を切り出すのは難しい・・という声もある中で垣見先生が所属されている訪問看護ステーションでは、終末期に至った際に納得した人生を送ってもらうことを目標に、元気なうちからACPに取り組んでいるという。そのきっかけとしているのがお誕生月で、おめでとうのメッセージとともに「みなさんにお聞きしているのですが」と前置きしながら「これからどう過ごしたい?」「もしものこと、考えたことある?」などという会話のキャッチボールから、ACPシートを記入。終末期では日単位、週単位、月単位に細かく分けられ、こうした意思決定の記録は「以前、こんなこと話されてましたよね・・」などの思いの共有は、ご家族のグリーフケアにも役立っているという。
 後半は当院の入院患者さんの2症例が紹介され、日々揺れ動く患者さんの意思決定に戸惑いながら、その時々の気持ちに寄り添ってきた事例や、コロナ禍で面会制限がかかる中、自分の思いを吐き出す場所がないという患者さんに、ご家族との面会の場を設けた事例などが紹介されました。
 
 次回『第54回東近江がん診療セミナー』は、12/2(木)17:30〜「腹壁再建を施行したS状結腸癌の1例」と「管理困難なストーマケア〜ワンポイントレッスン〜」で開催します。
★がんセミナーは会場とZoomの併用で開催。Zoom参加をご希望の方は、東近江総合医療センター地域医療連携室(E-mail:402-chikirenkei@mail.hosp.go.jp)までメールをお願いします。

尾崎良智先生

座長

打越智子看護師

座長

井上史彬看護師

第2部演者

 池上良子看護師長

第2部演者

第52回東近江がん診療セミナー

令和3年10月7日(木)17:30〜 


 10月のがんセミナー第1部では『腹膜播種』について、滋賀医大腫瘍センターの村田先生と当院消化器内科の神田先生による講演、第2部では『がん悪液質』について当院薬剤師より講演していただきました。
 『腹膜播種』とは、臓器の内側にある粘膜から発生したがん細胞が腹腔内にちらばった状態で、がん細胞が種を播かれたようにお腹の中に散らばることから、このような名称が付きました。
 滋賀医科大学腫瘍センターの村田 聡先生からは、腹膜播種に対する新しい治療法「腹膜化学療法(保険適用外)」を含めた最新の治療方法の紹介等を、東近江総合医療センター消化器内科医の神田暁博先生からは、癌性腹膜炎(腹膜播種)に伴う症状に対して行なっている緩和的治療の実際と、消化器内科医ができる処置について紹介していただきました。
 がんが進行してくると、がん細胞に栄養を横取りされて栄養状態が悪化してしまいます。通常の栄養サポートでは完全に回復することができず、進行性の機能障害の至る、骨格筋量の持続的な減少(脂肪量減少の有無を問わない)を特徴とする多因子性の症候群のうち、がんが原因とされるものをがん悪液質といい、2021年4月にがん悪液質を適応症とする薬剤が発売されたことから、第2部ではその効能・効果について、当院の東薬剤師さんに発表していただきました。新しいお薬ということもあって症例はまだ少ないですが、身体的機能とQOLの維持・改善に役立つとして当院での2症例が紹介され、第1部で講演いただいた滋賀医大の村田先生やNSTの伊藤先生の補足説明も加わり、新薬の情報の共有が行われました。
 
 次回『第53回東近江がん診療セミナー』は、11/4(木)17:30〜「在宅医療を受ける利用者さんと語る人生会議〜元気なうちから終末期まで〜」という演題で、長浜赤十字訪問看護ステーションの垣見所長に講演して頂きます。
★がんセミナーは会場とZoomの併用で開催。Zoom参加をご希望の方は、東近江総合医療センター地域医療連携室(E-mail:402-chikirenkei@mail.hosp.go.jp)までメールをお願いします。

神田暁博先生

第1部演者

坂野祐司先生

第2部座長

東 里映薬剤師

第2部演者

 

会場の様子

第51回東近江がん診療セミナー

令和3年9月2日(木)17:30〜 


 8月はお休みで1ヶ月ぶりの開催となった9月のがんセミナーは、東近江総合医療センター外来化学療法室:平塚久恵看護師による『化学療法を受ける患者の看護』、同南4病棟:大谷優衣看護師による『がんリハビリテーション患者の看護』の2演題で開催いたしました。
 『化学療法を受ける患者の看護』の講演では、がんの三大治療のひとつである化学療法は、他の治療と違って看護師が治療に直接関与しているという意識を持つことが重要だという観点から、投与前のオリエンテーション、投与時、投与後の注意点についてお話いただきました。
 患者さんの中には、化学療法の副作用とは知らずにがまんされるケースがあるといい、全身状態の観察からその患者さんにあったきめ細やかな声かけが、患者さんの不安の払拭と治療への理解が確実な投与管理に繋がるとされました。また、患者さんやご家族が安心して治療に臨めるよう、安全・安楽・確実な投与管理に向けた化学療法室での取り組みも紹介されました。
 「がんリハビリテーション患者の看護」では、ターミナル期を迎えた患者さんの看護に関わる中で、ひとりの社会人であり、家族の一員である患者さんの思いに関わった一例が紹介されました。医療者側が最期をどう迎えるかに焦点が向けられがちだった反省を込めて、がん患者としてではなく、一個人としての思いを汲み取る大切さに、改めて気付かされた発表でした。患者さんの気持ちを引き出すコミュニケーションは、職種の特性や患者さんの個性もあり難しいところですが、今回の例のように患者さんに携わる医療者たちが一事例から反省点や今後に対する意見を交換することで、チームとして役割や情報共有化の重要性が再確認できました。
 
 次回『第52回東近江がん診療セミナー』は、10/7(木)17:30〜「腹膜播種」と「がん悪液質」について開催させて頂きます。
★がんセミナーは会場とZoomの併用で開催。Zoom参加をご希望の方は、東近江総合医療センター地域医療連携室(E-mail:402-chikirenkei@mail.hosp.go.jp)までメールをお願いします。

平塚久恵看護師

第1部講師

吉田麻未外来師長

第1部座長

大谷優衣看護師

第2部演者

林 祐希看護師長

第2部座長

第50回東近江がん診療セミナー

令和3年7月1日(木)17:30〜 


 7月のがんセミナーは「携帯用PCAポンプ」について開催しました。まだ一般にはなじみのないPCAポンプについて、東近江総合医療センターの畝薬剤部長からは概要説明を、松村副看護師長・音羽薬剤師からは使用事例が発表され、参加者みんなで勉強をしました。
 「PCA」とは痛みを感じた時に患者自身の判断で静脈内または皮下、硬膜外腔などに鎮痛薬をレスキュー投与する方法で、「PCAポンプ」とは、患者自身が鎮痛薬を投与するためのスイッチ(PCAボタン)がついた持続注入ポンプのことです。持続流量、レスキュー量、ロックアウトタイムの3つのパラメータが設定することで、患者さん自身が自分の病態に応じて疼痛緩和ができます。ポンプには電動式とディスポ式があり、さらに電動式には輸液型ポンプとシリンジ型ポンプがあり、それぞれの特徴やメリット・デメリットについての説明に続いて、PCAを導入するにあたっての院内の連携フローと、各部署の役割、退院後の在宅療養を支える薬・薬連携について講演してだきました。また、PCAの普及を阻む知識や技術の浸透、マンパワー、コストなどの問題を検討し、今後も持続可能な体制づくりを進めていくことが明言されました。
 使用事例の発表では、村松副看護師長から患者さんの背景や入院中の様子や退院への経過について説明があった後、音羽薬剤師からは退院調整に向けた取り組みが紹介されました。また、同時に院内の関係部署を集めたPCAポンプの説明会を開いたり、かかりつけ薬局さん向けに講習会を開いたりするなど、PCAポンプ普及への取り組みについても報告がありました。
 終了後には、Zoomでご参加いただいた地域のかかりつけ医や訪問看護師さん、薬局薬剤師さんから患者さんの退院後の様子について報告があり、今回の反省と今後の提案に向けた前向きな意見交換ができました。
 
 次回『第51回東近江がん診療セミナー』は、9/2(木)17:30〜「化学療法とがんリハ」について開催させて頂きます。
★がんセミナーは会場とZoomの併用で開催。Zoom参加をご希望の方は、東近江総合医療センター地域医療連携室(E-mail:402-chikirenkei@mail.hosp.go.jp)までメールをお願いします。

畝薬剤部長

特別講演演者

坂野先生

特別講演座長

松村副看護師長

症例提示演者

音羽薬剤師

症例提示演者

高木看護師長

症例提示座長

第49回東近江がん診療セミナー

令和3年6月3日(木)17:30〜 


 6月のがんセミナーは「遺伝性腫瘍」について、遺伝性腫瘍専門医である東近江総合医療センター外科医長(総合外科学講座講師)の太田裕之先生に、遺伝性腫瘍の最新情報についてお話いただきました。
 いま話題となっている「がんゲノム医療」とは、がん細胞の遺伝子を詳しく調べ、個々の患者さんの体質や病状に応じた治療を行うことで、2019年に「がん遺伝子パネル検査」が保険適用(一定の条件あり)されたことで、自分にあった薬の使用に結びつけようとするものです。がんの個性を知ることで、治療方針の選択に役立ち、副作用の軽減や病状の緩和なども期待されています。
 遺伝性腫瘍の臨床的特徴としては、「一般年齢よりも若く発症する(50歳未満)」「同じがんに罹患している人が家系内に複数いる」「多重がん(多発がん・重複がん)を認める」「特徴的ながんの組み合わせがある」といい、遺伝性腫瘍の診療は家族歴からの聴取がきっかけなることもあり、丁寧な問診が必須だとのこと。がんは環境的要因もさることながら、遺伝的要因にも大きく影響されることから、社会のがんに対する考え方も変わっていくかもしれません。
 第2部は、先月の医局会で講演していただいた訪問看護ステーションゆげの雨森千恵美さんの『二人主治医制の提案〜訪問看護ステーションアンケートより〜』のビデオ録画を再生し、院内と東近江医師会の花戸先生、訪問看護ステーションゆげさんを繋いで、Zoom上でディスカッションを行いました。患者さんにとって切れ目のない医療を提供するためには?、今後もがんセミナー等を通じてみんなで考えていきたいと思います。
 
 次回『第50回東近江がん診療セミナー』は、7/1(木)17:30〜「携帯型PCAポンプ」について開催させて頂きます。
★がんセミナーは会場とZoomの併用で開催。Zoom参加をご希望の方は、東近江総合医療センター地域医療連携室(E-mail:402-chikirenkei@mail.hosp.go.jp)までメールをお願いします。

太田裕之先生

演題1講師

田中佑治先生

演題1座長

Zoomより

演題2ディスカッション

会場の様子

きらめきホールより

第48回東近江がん診療セミナー・第63回ひがしおうみ栄養塾(共同開催)

令和3年5月20日(木)17:30〜 


 毎年5月のがんセミナーは栄養塾とのコラボで開催していますが、今回は康生会武田病院の山田圭子先生をお招きして、”がん患者の退院支援”の演題でご講演をしていただきました。
 退院支援看護師であり、臨床栄養代謝専門療法士でもある山田さんは、置き去りにされがちな在宅移行後の患者さんの栄養問題に着目し、退院後の生活不安も含めた問題に対しどのように関わってきたか、症例を提示しながら具体例をあげてお話いただきました。
 退院調整をする中で、経腸・静脈栄養といった医療的処置が必要な場合、患者さんやご家族が家に帰ってからの生活に不安を持っておられるのに対し、医療者側は治療優先で栄養問題に関しては後回しにされがちなことが少なからずあるといい、このような問題に対し、入院時からご家族と一緒に患者さんの意思決定に関わり、退院前カンファレンスでも地域を巻き込んだ多職種連携で情報を共有し、両者の溝を埋める調整システムを構築してきたといいます。すべては「患者さんの笑顔のため!」と言い切る山田さん。講演後に当院の医師、看護師らと山田さんがパネリストとなって行われたディスカッションでは、日頃の医療現場で遭遇するがん患者さんの急変への対応やHPN(在宅中心静脈栄養)の考え方などについて、悩みや疑問の共有、解決策の模索など、活発な意見交換がされました。
 
 次回『第49回東近江がん診療セミナー』は、6/3(木)17:30〜「遺伝生腫瘍」と「二人主治医生の提案」の2つのテーマについて開催させて頂きます。
★がんセミナーは会場とZoomの併用で開催。Zoom参加をご希望の方は、東近江総合医療センター地域医療連携室(E-mail:402-chikirenkei@mail.hosp.go.jp)までメールをお願いします。

山田圭子先生

特別講演講師

東近江総合医療センタースタッフ

パネリスト

会場の様子

きらめきホールより

第47回東近江がん診療セミナー

令和3年4月22日(木)17:30〜 


 令和3年度初回の『第47回東近江がん診療セミナー』は、がんと循環器疾患にテーマを当て、薬剤師による症例提示と、2名の循環器医師によるがんと循環器疾患の関連について発表して頂きました。
 まず最初に、当院の植田薬剤師から『抗がん剤による血栓塞栓症〜外来薬剤師の介入事例〜』と題して、外来化学療法室における薬剤師の関わりや介入事例などが紹介されました。引き続き、当院の循環器内科部長大西先生より『当院のがん診療における院内連携の現状』として、人口高齢化によるがんと循環器疾患を合わせ持つ患者さんの増加による循環器学的評価の必要性と早期介入の重要性が提案がされました。
 特別講演では、滋賀医科大学医学部附属病院内科学講座(循環器内科)の塩山渉先生より、『がん治療に伴う心血管合併症〜腫瘍循環器診療の重要性について〜』のタイトルで、前半は抗がん剤による心機能障害について、後半はがんと血栓塞栓症の関連についてご講演いただきました。
 今回のテーマであるがんと循環器疾患の関連が注目される背景には、2018年に厚生労働省が発表した死因別にみた死亡率で、1位が悪性新生物、2位が心疾患であることがあげられます。がん治療の進歩や細分化に伴い、生存率が増加する一方で、複数の疾患を抱える患者さんの合併症や副作用とのバランスをどうとっていくのか、循環器内科医とがん専門医の協力の必要性は今後ますます高まって行くと考えられます。
 
 次回『第48回のがんセミナー』は、5/20(木)17:30〜『ひがしおうみ栄養塾』とのコラボで「がん患者の退院支援」をテーマに開催させて頂きます。(第1木曜日でないので、ご注意ください)
★がんセミナーは会場とZoomの併用で開催。Zoom参加をご希望の方は、東近江総合医療センター地域医療連携室(E-mail:402-chikirenkei@mail.hosp.go.jp)までメールをお願いします。

庄野裕志先生

症例提示基調講演座長

植田裕美先生

症例提示

大西正人先生

基調講演

塩山 渉先生

特別講演