病理学
先端的な研究に軸足を置きながら、専門医として信頼できる診断もできる病理学研究者。既存の診断基準を当てはめるだけでなく、総論的体系的知識に基づいたしっかりした推論ができ、新たな診断基準の提案もできる病理専門医。
専門領域での研究者であり、かつ診断の第一線でも全科の検体に対応できるGeneral practitioner的な病理専門医として活動する病理医を育てることによって、危機的な状況の病理医不足を補うだけでなく、病態の解明に貢献でき、後進の研究指導もできる、基礎医学としての病理学の将来を担う人材の供給が期待される。
① 初期臨床研修を修了すること。
② 初期研修医(Cプランでは研修2年目)および後期研修医として附属病院病理部に在籍しながら(社会人大学院生として)、共通科目の必修科目10単位、選択必修科目4単位、コース科目の必修科目及び選択必修科目から4単位、選択科目から12単位の計30単位以上を履修し、論文の作成・発表を行うことにより、大学院博士課程を修了すること。
③ 引き続き後期研修医として附属病院病理部に在籍しながら研究を続けるとともに、専門医試験の受験資格を得、病理専門医資格を取得すること。
附属病院病理部との緊密な連携の下に、病理部スタッフによる診断病理の指導を行う。後期研修の期間に、必要な病理解剖症例を経験でき、連携施設での研修も含め、偏りのない症例を経験できるシステムを構築している。
バーチャルスライドとして蓄積し、データベース化している教育的な症例を教材として活用する。