東近江総合医療センターについて

 平成22年1月に策定された「滋賀県地域医療再生計画」に基づき、東近江市の国公立3病院(国立病院機構滋賀病院、東近江市立能登川病院、東近江市立蒲生病院)の集約化、再編が行われ、平成25年4月に「国立病院機構東近江総合医療センター」が開院しました。

 本学はここに総合内科学講座総合外科学講座の医師を派遣し、強固な協力体制のもと、地域医療の再生に向けた教育・研究・診療活動を推進してきましたが、さらに平成26年4月からは、地域医療を組織的に確立することを目的に、総合内科学講座・総合外科学講座が運営する滋賀医科大学地域医療教育研究拠点の活動拠点を設け、地域医療を担う医師に対する教育及び養成・確保に関する研究を行っています。

滋賀医科大学の役割

  1. 地域医療の支援

    東近江地域の医療を支えるため、安定した医師の派遣を行い、良質な診療を行うとともに、24時間体制で時間外・救急診療への対応を行っています。また、通信回線を使った遠隔での病理診断や画像診断を行う予定です。

  2. 持続的な医師の養成と確保
    [臨床実習 症例検討の様子]

     

     東近江総合医療センターを本学の「第2教育病院」と位置づけ、医学部学生の臨床教育、初期研修医の指導、卒後医師の後期研修等を行い、医師の総合診療能力の向上に努めています。

    教育・研修体制のさらなる充実に向け、本学では東近江総合医療センターの全医師に非常勤講師または客員教員の称号を付与しています。

東近江総合医療センター医師一覧

 

学生の臨床実習について

 本学医学部第5学年の学生は全員、東近江総合医療センターにおいて2週間の臨床実習を行っています。指導は学生1名に対して、指導医1名の「1対1対応」で行っており、学生は毎日異なる診療科をローテーションし、2週間で10の診療科を実習するシステムとなっています。

【ねらい】

 東近江医療圏でcommon disease を持つ患者の初期診療手順を、指導医師との密なコミュニケーションを通じて習得し、滋賀県の地域医療の現状を理解する。

【学習目標】

  1. 指導医師やメディカルスタッフと円滑な意思疎通が図れる。
  2. 初診患者の問診から鑑別診断を挙げることができる。
  3. 血液検査データの問題点を述べることができる。
  4. X線写真やUS/CT/MRI画像、心電図の基本的な所見を述べることができる。
  5. 可能な範囲での医行為を実施する。
  6. 担当症例のプレゼンテーションを行う。

関連協定書等

*国立病院機構東近江総合医療センターが設置されるまでの間は、独立行政法人国立病院機構滋賀病院との協定となります。

寄附講座について

[東近江市役所での協定書調印式]

 

 平成22年6月18日(金)に締結した「寄附講座の設置に関する協定書」に基づき、滋賀県、独立行政法人国立病院機構及び東近江市の要請を受け、滋賀県の寄附により滋賀医科大学内に総合内科学講座と総合外科学講座を設置しました。
 両講座とも、地域医療の再生及び地域医療の組織的確立を目的とし、国立病院機構東近江総合医療センターを教育研究の活動拠点に、臨床研修医の臨床能力向上を図るとともに、総合診療の研修指導や地域医療を担う医師の養成と確保に関する研究を進めています。

※寄附講座の拠点を国立病院機構 東近江総合医療センターに設け、医師を派遣するという取組は全国的にもめずらしい画期的な試みです。 地域医療再生のモデル事業となるよう取り組んでいます。

※なお、滋賀県からの寄附は平成26年3月末で終了し、総合内科学講座・総合外科学講座は大学の講座となりました。

関連リンク