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本学の看護学科では、豊かな人間性並びに幅広い教養と倫理観に基づいた専門知識を身につけ、広く人々の健康生活を支援する看護を実践できる能力を育成しています。
また、看護専門職に対する社会的ニーズの変化を基盤に、高い看護実践能力の取得や看護研究能力の向上を目指した学士力をより強化することを目的とした科目も展開しています。
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滋賀医科大学 看護学科
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新設!滋賀県地域医療を担う看護職員養成奨学金
現在滋賀県では、地域医療のリーダーとなるべき資質の高い看護職の養成を行うとともに、県内で養成した優秀な人材の県内定着を促進することが喫緊の課題となっています。そこで滋賀県と連携して、令和6年度入学者選抜より 「地域枠」制度を新設し、看護学科の一般選抜では「地域医療枠」、学校推薦型選抜では「地元医療枠」として、滋賀県での医療に強い意欲を持ち、滋賀県の地域医療を牽引し得る学生を募集することとなりました。
「地域枠」として入学した学生は、卒業後一定期間滋賀県内において、看護職員としての業務に従事することを条件とした滋賀県看護職員養成奨学金の貸与を受けることになります。
めざせる3つの資格
看護師保健師助産師
※訪問看護コース・保健師・助産師のうちいずれか一つを選択できます。
国家試験合格率
看護師国家試験合格率保健師国家試験合格率助産師国家試験合格率
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目指す進路を実現する4つモデル
所定の単位を修得すると、「学士(看護学)」の学位及び国家試験受験資格を取得することができます。
目指す進路に応じた教育課程・コース、受験可能な資格などを4つの進路モデルでご紹介します。
Point
訪問看護コースは、滋賀医科大学医学部看護学科独自の教育コースで、附属病院の看護臨床教育センターと協同で実施しています。

当コースでは、地域医療や地域包括ケアの担い手となる看護師を育成しており、修了生が訪問看護師として就職した実績を有するなど、実践的な教育を少人数体制で提供できることが強みです。
進路
モデル
教育課程・コース 受験可能
な資格
就職先
看護師 -
(卒業または卒業見込みにより、看護師国家試験の受験資格が得られます)
看護師 病院など
訪問
看護師
訪問看護コース
訪問看護師に必要な知識、技術、看護実践、多職種連携を学び実践力を養います。 定員は10名程度で、第3年次に、選択希望者に対して、選抜試験を実施します。
看護師 訪問看護ステーションなど
保健師 保健師課程
本学の通常の卒業要件に加え、保健師課程(3年次開講)の所定の科目履修が必要です。 定員は30名で、第3年次に、選択希望者に対して、全科目の成績による、選抜を実施します。
看護師

保健師
自治体
企業など
助産師 助産師課程
本学の通常の卒業要件に加え、助産師課程(3年次開講)の所定の科目履修が必要です。 定員は6名程度で、第2年次3月に選抜試験を実施します。
看護師

助産師
病院など
卒業生の進路状況
卒業生の多くは、看護師・保健師・助産師として、滋賀医科大学医学部附属病院をはじめとする病院や、自治体・企業の保健管理部門等に就職します。また、大学院等に進学する方もおられます。
Point
訪問看護コースを修了した学生の中には、新卒で訪問看護ステーションに就職し、訪問看護師として活躍される方もいます。
 
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卒業後の進路
滋賀医科大学 医学部看護学科 学びの特色
学びの特色01
カリキュラムは、教養科目と専門基礎科目を統合させ、有機的に関連付けられるように配置しています。
その上で専門科目を
 ・基礎となる段階
 ・臨床看護・地域看護を学ぶ段階
 ・実践能力を強化する段階
の三階層に分けて修得し、特に実践的に「使う」能力の強化を図っています。
 学びの特色02
滋賀医科大学では、臨床(病院)とのユフィニケーション(統一化)を目指し、附属病院看護部との交流が盛んです。

附属病院の臨床教育看護師(助産師)と看護学科教員が互いに教育と臨床を行き来し、それぞれの立場を活かして看護学科の講義や演習、実践的な教育を行っています。
学びの特色03 
滋賀医科大学には、医学科と看護学科の学生がともに学ぶ合同講義があります。

医療や福祉の第一線で活躍されている講師による講義や、看護実践に必要な倫理観の涵養を目的とした講義・グループ討論などの授業を行い、将来の医療チームの一員として、家族や地域の人々との連携、支援について考えていきます。
在学生の声
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「将来の自分を描きながら」
看護学科第2学年 M・Kさん
 滋賀県は産科、助産師の数が全国と比較しても少ないため、将来私は滋賀県で地域のお産を守る助産師になりたいと考えています。滋賀医科大学では3年生から助産師課程が選択できるため、卒業時に助産師の国家試験も受けられるということが、私が滋賀医科大学を志望した理由の1つでした。助産師の他にも保健師や、地域医療に携わる看護師のコースを選択することもでき、様々な夢を持った友人たちと励ましあいながら大学生活を送っています。

 また、入学前から楽しみにしていた、地域医療について学ぶことのできる取り組みの一つに里親研修があります。昨年度は甲賀・湖南地区へ行き、地域の医療で重要な役割を担っている公立甲賀病院やこうせい駅前診療所の見学を通し、滋賀県内の地域医療について現地を訪れて学ぶことができ、将来滋賀県で働きたいという思いが強まりました。滋賀医科大学は単科大学で1学年の人数も少ないため、看護学科の学生とはもちろん、医学科の学生とも実習や部活、学生ラウンジでの交流などを通し、学年を超えて関りを深めることができます。さらに、先生方は一人一人のことをよく気にかけてくださり、勉強のことだけでなく、将来の進路や日常生活についても相談しやすい雰囲気で、とても心強いです。

 ぜひ滋賀医科大学に入学して、仲間や先生たちとのつながりを感じ、滋賀県の魅力に触れながら自分の目指す医療従事者への道を歩んでください。
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在学生の声
看護学科長
看護学科長 桑田 弘美
学科長あいさつ
 滋賀医科大学は、「豊かな教養、確かな倫理観、高い専門的知識を有する信頼される医療人を育成すること。研究倫理と独創性を有する研究者を養成し、特色ある研究を世界に発信すること。信頼と満足を追求するすぐれた全人的医療を地域に提供し、社会に貢献すること。」を使命としています。そのため、看護学科では、看護学を保健・医療・福祉の統合的科学の有機的連携の中に位置づけて、教育と研究を展開し医学科との相互発展を図りながら、学生の人間としての成熟を目指し、看護を実践できる能力の基礎を培うために、専門知識、技術・判断力、倫理観を授け、看護実践を行い得る総合的能力を養うことを目標としています。つまり、看護学科は皆さんが素晴らしい人間性を持った看護職者として総合的な実践能力を身に着けることを目指しているということです。

 滋賀医科大学医学部看護学科が開設されてから現在まで、日本では毎年約10校ずつ看護系大学が誕生し、日本看護系大学協議会の会員校として2022年7月で295校となりました。私が看護師として働き始めた頃は、看護系大学は日本に数校しかありませんでしたので、看護学教育が凄まじい勢いで発展してきたことには感慨深いものがあります。そして、30年の歳月は看護学科から多くの素晴らしい卒業生を送り出しました。地域や臨床で活躍する卒業生もいれば、教育者や研究者を目指す卒業生も増え、多くの卒業生が様々な場所で、実践・教育・研究に取り組んでいます。

 滋賀医科大学の使命を心に刻んで、愛着のある滋賀医科大学をより発展させるために、私たち教職員は日々研鑽を積んでいます。日本一の琵琶湖を臨む滋賀県の歴史の中に身を置きつつ、皆さんと一緒にアクティブでサティスファイな楽しい大学・大学院生活を送ることができますように全力でサポート致します。
 皆さん、将来の素敵な医療人として、私たちと一緒に頑張って行きましょう。
 
INDEX
教育目標 3つのポリシー 教育内容 カリキュラム 入試情報 取得資格 就職・進路状況
講座一覧
滋賀医科大学大学院医学系研究科看護学専攻
看護学専攻博士前期課程は、広い視野に立って精深な学識を授け、看護学における研究能力と人間性を備えた優れた研究者を育成するとともに、高度な先進的看護を支える確かな専門知識と看護技術をもつ優れた看護の専門家を養成し、併せて看護学の進歩と社会福祉の向上に寄与することができる人材の育成を目的としています。
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教育目標 3つのポリシー入試情報
業績集大学院生の声
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2024年4月、新たに看護学専攻博士後期課程が設置されます。
博士後期課程では、多様な健康課題を抱える対象者を生涯発達する人として捉えることができ、看護実践に視座した看護学研究を遂行し、その成果を学術的に発信すると同時に看護実践へ還元することができる人材、看護の対象者である個人の健康を環境との相互作用を含めて理解し、コミュニティケアと看護管理の視点から、健康課題の解決に向けた持続可能なケアシステムの創成を探究する研究を推進し、その成果を社会へ実装できる人材の育成を目的としています。
また、博士前期課程・後期課程ともに社会人入学(在職したまま入学)も受け入れており、働きながら学ぶこともできます。(社会人入学の詳細は募集要項をご確認ください。)

課程・コースのご紹介
コース 博士前期課程 博士後期課程
研究コース 生涯発達看護実践科学部門 生涯発達看護実践科学部門
ケアシステム看護科学部門 ケアシステム看護科学部門
看護管理コース 看護管理
高度実践コース ・特定行為
・専門看護師 ※令和6年度から
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生涯発達看護実践科学部門
人々にとって最善の健康状態を実現するための 看護のあり方を示すことができる人材の育成を目指す
対象が有する健康課題から病態を理解し必要な看護ケアに関する知見を蓄積した後、広く社会への還元ができることを目指している。すなわちエビデンスの実践応用として位置付けれる「研究者から臨床家へ」「臨床家から対象者へ」の過程に対応可能な研究者の育成を実現していく。

ケアシステム創成看護科学部門
病院、施設、地域の垣根を越えて、人々が生活を営む場の特性に応じた ケアシステムの在り方を示し、広く社会に発信できることを目指す
健康課題の解決に向けて、住民、保健・医療・福祉専門職、行政などの地域社会を構成する多様な人々と協働してケアシステムの創成を探究し、その成果を社会へ実装できる研究者の育成を実現していく。