日程
2025.10.25

「令和7年度体験授業」を開催しました。

本学学園祭(若鮎祭)の開催に合わせて、2025年10月25日(土)に、医学と看護学に対する関心を高めていただくことを目的に、高校生などを対象とした「体験授業」を開催し、医学部医学科は64名、医学部看護学科は32名の方にご参加いただきました。

<医学部医学科>
テーマ:ミクロの世界で病気を理解する
講 師:森谷 鈴子 准教授(病理部)

医学科の体験授業では、まず顕微鏡標本の手順で作製手順について学びました。続いて、胃癌で摘出された組織の顕微鏡写真を用いて、正常な胃の壁と癌の領域との細胞の形態の違について理解を深めました。さらに、病理医は、臨床検査技師をはじめ多くのメディカルスタッフや各診療科の医師と連携して診療に携わっていることについても、詳細な説明がありました。
参加者からは、「病理学は目立たない分野かもしれませんが、診断の第一歩であり、治療の基礎を作る大切な分野であるとわかりました。」、「病理という知らない学問に対する知識を深められたのでよかった。」などの感想が寄せられました。

<医学部看護学科>
テーマ:女性の子宮を守ろう!
 講 師:喜多 伸幸  教授(実践看護学講座(クリティカルケア学))

看護学科の体験授業では、国内のHPVワクチン接種の現状や変遷、副反応に関する知見について、各種論文、WHOや日本産婦人科学会による公表資料、本学看護学生の卒業研究を参照しながら詳しい解説がありました。さらに、本学の教職員や学生が取り組んでいる啓発活動や、医学系学生を中心とした学生団体の活動についても紹介しました。
参加者からは、「医学分野の授業ということで不安でしたが、とても分かりやすくメリハリのある授業で、あっという間の70分でした。」、「分かりやすく、具体的な資料もあり、正しい知識を知ることができて今後の為になりました。」などの感想が寄せられました。

本学では11月にも、小中学生を対象としたシガリケ「理系人材育成体験プログラム」を実施予定です。 一部プログラムには、まだ定員に空きがありますので、ぜひご参加ください!
■申込URL:https://daigakujc.jp/toc_6121.html

医学部医学科体験授業の様子
医学部医学科体験授業の様子