JCHO滋賀病院について

概要:独立行政法人 地域医療機能推進機構(JCHO)滋賀病院(325床)
   健康管理センター(健康診断件数:年間43,000件)
   介護老人保健施設(入所:100床  通所40名)

 昭和28年5月に「健康保険滋賀病院」として創立し、平成8年からは「社会保険滋賀病院」と改称され、平成26年4月より「独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)滋賀病院」が発足しました。平成27年9月29日、滋賀医科大学とJCHOは地域医療に関する協定を締結し、JCHO滋賀病院は滋賀医科大学地域医療教育研究拠点の1つとなり、医学科学生の臨床実習の一部を担当しています。

 本学はJCHO滋賀病院に医師を出向させ、病院所属の医師と強固な協力体制のもと、地域医療を担う医師や学生に対する教育と研究を行っています。

滋賀医科大学の役割

  1. 地域医療の支援

    大津医療圏の医療を支えるため、安定的に多数の医師を派遣し、良質な診療を行うとともに、24時間体制で時間外・救急診療への対応も行っています。また、通信回線を使った遠隔での病理診断や画像診断を行っています。

  2. 持続的な医師の養成と確保
    [臨床実習 症例検討の様子]

    JCHO滋賀病院を本学の「第3教育病院」と位置づけ、医学部学生の臨床教育、初期研修医・後期研修医(専攻医)の指導、卒後医師の実地研修等を行い、医師の総合診療能力の向上に努めています。

    教育・研修体制のさらなる充実に向け、本学ではJCHO滋賀病院に教員を配置するとともに、同病院所属の医師に非常勤講師の職位または臨床教員の称号を付与しています。

JCHO滋賀病院 医師等一覧

 

学生の臨床実習について

 

 本学医学部第4・5学年の臨床実習では、JCHO滋賀病院において4週間の実習を行っており、指導は、学生1名に対して指導医1名の「1対1対応」で行われています。「健康管理センター」、「介護老人保健施設」を併設する複合医療施設として、予防・診断・治療・介護をシームレスに体験できます。

 

【ねらい】

 EBMに基づいた全人的医療を行うために、PICOを用いて患者のもつ問題点を的確に抽出し、初期診療を中心とした診断治療手順を習得するとともに、滋賀県下の医療の実態を理解し、地域医療に貢献できるための総合診療能力を身につける。

【学習目標】

  1. 医師のプロフェッショナリズムを身につけ、患者中心の医療を実践できる
  2. PICOに基づいた問題点の抽出や整理ができる
  3. 医学知識とEBMに基づいた医療ができる
  4. 診療技能を身につけ適切な患者ケアができる
  5. 患者や家族とコミュニケーションが築ける
  6. チーム医療ができる
  7. 安全で良質な医療が提供できる
  8. 地域医療が実践できる
  9. リサーチマインドをもって医療ができる
  10. 生涯にわたって学ぶ姿勢を持つ

関連協定書等

関連リンク