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2018.03.24

生化学・分子生物学講座 扇田教授、Zankov特任助教らの研究グループが、「Circulation Journal Award 2017」を受賞!

このほど、生化学・分子生物学講座(分子病態生化学部門)扇田教授らの研究グループが、「心肥大を誘導する各種圧負荷に対する心筋アファディンの作用効果」(筆頭著者:Dimitar P. Zankov特任助教)についての論文で、日本循環器学会「Circulation Journal Award 2017」を受賞しました。

心筋の肥大は、高血圧や弁膜疾患などによって心臓に過剰な圧負荷がかかることで生じ、最終的には心不全に至ります。

アファディンは生体内の様々な細胞で細胞同士が接着する部位に発現しているたんぱく質の一つです。当研究室ではこれまでに、大動脈弓部を狭窄する処置により心臓に圧負荷がかかるマウス(大動脈縮窄モデルマウス)を作製し、アファディンの作用メカニズムを解明してきました。本研究では、大動脈縮窄モデルとは別の負荷モデルを作製し、心筋に発現するアファディンの関与に違いがあることを明らかにしました。

Circulation Journal Awardは、毎年、Circulation Journal誌に掲載された原著論文の中からインパクトのある論文を表彰するもので、2017年は256編の中から上記論文を含む8編が選ばれ、3月24日(土)、日本循環器学会学術集会にて表彰式が行われました。

写真:授賞式の様子
授賞式の様子
写真:受賞したZankov特任助教の記念撮影
受賞したZankov特任助教の記念撮影