日程
2019.09.06

全学あげての大規模な地震防災訓練を実施しました。

本学では、去る9月6日(金)に約300名の学生・教職員が参加し、湖南広域消防局南消防署署員及び大津市消防局東消防署署員立ち合いの下、11回目となる地震防災訓練を実施しました。

琵琶湖西岸断層を震源とするマグニチュード7.8、震度7の直下型地震(本学は震度6強)の発生により、建物の一部が損壊、多数の負傷者等と一部の病棟では火災が発生したとの想定の中、自らの安全を確保した上で、迅速に災害時初動体制に移行するための一連の対応行動を身に付け、附属病院の患者さん、学生、教職員等の生命身体の安全確保を図るべく行動しました。

災害発生に伴い設置された災害対策本部・病院本部では、各部署から集められた情報からトラブル等への対応指示やフォロー等に加えて、BCPに基づき災害発生時の各班等での災害時優先業務の進捗状況や問題点の確認及び把握を行いました。

また、学外関連機関等への緊急時の連絡通報訓練として、衛星電話により滋賀県や滋賀県医師会に被災状況及び病院の受入体制などの連絡、浜松医科大学には災害時における大学病院間の相互支援に関する協定に基づく応援要請を行った他、病院玄関では様々な症状を訴える患者役の学生や病院ボランティアがストレッチャー等で運ばれ、治療の優先順位をつけるトリアージ訓練を本番さながらに行いました。

引き続き実施した避難訓練には、医師、看護師に加えてボランティア登録した学生が参加し、病棟の模擬患者を階段避難車(イーバックチェア)に乗せて、実際に階段を下りて避難場所へ搬送するための搬送訓練を行いました。

最後に、消防署員の指導による水消火器の操作訓練と屋内消火栓の放水訓練を行い、当該器具の仕組みや使い方、使用上の注意等について理解を深めました。また、湖南広域消防局から派遣された地震体験車両により過去の大地震を体験し、防災意識を更に高めることができました。

[訓練項目]

  1. 災害対策本部・病院本部の設置・運営
  2. 学内全部署の被災状況・安否確認
  3. 負傷者搬送
  4. トリアージ
  5. 初期消火(模擬)
  6. 入院患者(模擬患者)避難誘導・搬送
  7. ボランティア登録
  8. 学外への緊急時通報連絡(衛星電話使用)
  9. 情報収集・伝達(トランシーバー使用)
  10. BCPに基づく災害時優先業務進捗状況等確認
  11. 屋内消火栓放水・消火器操作 他
写真:災害対策本部
災害対策本部
写真:災害対策病院本部
災害対策病院本部
写真:負傷者搬送訓練
負傷者搬送訓練
写真:トリアージ訓練
トリアージ訓練
写真:避難訓練
避難訓練
写真:講評
講評
写真:屋内消火栓放水訓練
屋内消火栓放水訓練
写真:起震車による地震体験
起震車による地震体験