令和5年度滋賀医科大学女性研究者賞を授与しました
3月21日(木)、本学学長室において、令和5年度滋賀医科大学女性研究者賞授与式を挙行し、同賞を受賞した臨床看護学講座(老年)・荻田美穂子准教授に、上本学長から表彰状及び副賞が授与されました。
この賞は、次世代の女性研究者のロールモデルとなるよう、女性研究者の優秀な研究活動を表彰し、本学の研究活動を活性化することを目的として、平成25年度に創設された賞であり、これまでに14名に授与しました。11回目となる今年度は、学内から3名の応募があり、女性研究者賞審査委員会における審査を経て、受賞者を決定しました。
審査は、代表論文の独創性や発展性に加え、発表論文、学会活動及び研究費の取得状況などの研究活動全般についての評価を中心に、教育・診療・地域貢献などによる本学への貢献も勘案し、厳正に行われました。
受賞理由
受賞者は、代表論文では、兵庫県香美町高齢者コホート研究をまとめ、高齢者における健康診断・フレイル診断の有用性を明らかにした。さらに、糖尿病、ALS、認知症とフレイルの関連を明らかにするなど、フレイル・老年看護学の分野の研究を精力的に進め、優れた研究業績をあげている。研究費の獲得も基盤研究Bの代表が含まれるなど目覚ましい。また、老年看護学の領域長として学部および大学院の教育・研究活動を主導し、大学院生の研究指導や大学運営にも大きく貢献している。
受賞者は看護学分野における女性研究者のロールモデルとしてふさわしく、本学の看護学研究を今後さらに活性化できる女性研究者である。
(代表論文)
Participation in health and frailty check-ups predicted functional outcomes and mortality in older adults in Japan
(掲載誌)
Geriatrics and Gerontology International 2023;23:348–354.
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![授賞式の様子2 授賞式の様子2](/sites/default/files/styles/photo_news_thumb/public/2024-03/20240321_%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%95%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E5%A5%B3%E6%80%A7%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%80%85%E8%B3%9E%E3%82%92%E6%8E%88%E4%B8%8E%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82_0.jpg?itok=g4D-OkV1)