本学医学部医学科第6学年・桑原歩夢さんの論文が、国際学術誌『ANZJOG』において「2024年引用数トップ10」に選出されました
本学医学部医学科第6学年の桑原歩夢さんが、社会医学講座(法医学部門)・一杉正仁教授の指導のもと筆頭著者として執筆した論文が、Wiley社発行の国際的な学術誌『Australian and New Zealand Journal of Obstetrics and Gynaecology (ANZJOG)』において、2024年に発表された全論文の中で「引用数トップ10(Top Cited Article)」に選出されました。
今回の研究は、妊婦の交通事故における腹部外傷の重症度と妊婦の腹部の突出との関連を、大規模なデータベースを用いて分析したものです。在学中に筆頭著者として国際誌に論文が採択されるだけでなく、その論文の注目度を示す重要な指標である「引用数」において、トップ10にランクインすることは、稀に見る快挙といえます。
これは桑原さんの努力と一杉教授らの支援が結実した成果であると同時に、本学における研究・教育水準の高さを広く社会に証明するものとなりました。
本学では引き続き、次世代を担う研究医の育成と、社会の課題解決に直結する質の高い研究の発信に努めてまいります。
【選出論文】
タイトル: Does abdominal protrusion in pregnant women affect abdominal injury severity in motor vehicle collisions? A nationwide database study. (妊婦の腹部の突出は、交通事故における腹部外傷の重症度に影響を与えるか:全国データベース研究)
著者: Kuwahara A, Hitosugi M, Takeda A, Nakamura M.
URL:https://obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ajo.13838
<桑原さんのコメント>
アメリカの大規模データベースを用いたため、解析には非常に苦労しましたが、今回このような形で評価をいただき大変嬉しく思います。一杉教授をはじめ、ご指導・ご支援くださった方々に深く感謝いたします。 現在は、車椅子に乗ったまま乗車する高齢者の方の事故予防に関する研究を行っています。今後も研究を続け、知見を広げるとともに、安全な社会の実現に貢献していきたいと考えています。
<指導教員(一杉正仁 教授)のコメント>
桑原さんは「研究医養成コース」の学生として、入学以来一貫して社会の安全に関する研究に取り組んできました。すでに英文2本、和文3本の計5本の筆頭著者論文を執筆しており、現在は医師国家試験に向けた勉強の傍ら、さらに新しい研究にも精力的に従事しています。桑原さんのますますの活躍を期待しています。